大久保佳代子大ブレイクで危惧される、「オアシズのコンビ仲」の真相
今年、大ブレイクを果たした女芸人といえば、お笑いコンビ・オアシズの大久保佳代子だろう。4月には冠番組を一気に3つも担当するなど、バラエティ番組になくてはならない存在に成長した。しかし、そこでクローズアップされるのは、相方・光浦靖子との関係性である。コンビ間の人気に格差が生じることにより、仲違いを起こして解散ということは、お笑い業界では珍しくない。
幼なじみだった光浦と大学時代にコンビを組んだのは1992年のこと。人力舎からデビューを果たし、直後に、ナインティナインやよゐこらも出演していた深夜のコント番組『新しい波』(フジテレビ系)にコンビで登場するなど、順風満帆のスタートを切った。
「しかしその後スタートした『とぶくすり』(同)に、大久保は呼ばれず。光浦だけが出演し、人気を獲得していきました」(お笑い関係者)
その後、大久保が一般企業でのOLを仕事の軸としていたのは有名な話だが、2000年に『めちゃ×2イケてるッ!』(同)に“素人”として出演してからは、徐々にテレビ界に進出。バラエティ番組において、エロネタを武器に“ワンポイント出演”する女芸人として、評価されるようになった。
「08年、深夜のお色気番組『おねがい!マスカット』(テレビ東京系)シリーズで、人気演出家・マッコイ斉藤氏と出会ったことも、大久保にとっての転機でした。当時は、そこまで大きな番組を担当していなかったマッコイ氏ですが、その後、とんねるずの番組にもディレクターとして参加し、今では総合演出を担当。マッコイ氏のご指名で大久保が番組に呼ばれる機会も多くなりました。互いにブレイクしたタイミングが近かったことも幸いしたのでしょうね」(芸能関係者)
そんな中、業界内では「大久保は光浦を“下剋上”した」という見方もあり、また先日光浦が、会見で大久保の“お持ち帰りスクープ”の話題に触れ、「ちょっとだけ大久保さんがリードしていますけど、すぐ超えます」と宣言したことも話題となった。2人の関係性を危惧する声も聞こえるが、2人をよく知る芸能関係者は次のように語る。
「もともと、オアシズは本当に仲の良い2人なんです。今の大久保のブレイクについては、『今までプライベートでは対等の付き合いをしてきたけど、ようやく仕事でも対等になった』という意識でいると思いますよ。大久保は、光浦がブサイク芸人として頑張ってきてくれたからこそ、今の自分のポジションがあると考えているとか。バラエティ番組1本当たりのギャラ単価も、大久保は光浦の半分くらいの15万円程度ですしね。大久保のブレイクでコンビ間がギクシャクしたり、ましてや解散なんてことはありえませんよ」
オアシズの絆は、周りの想像以上に強いようだ。今後の2人の活躍に期待したい。