コラム
"噂の女"神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第186回】

“恋多きトラブル女優”橋本愛、『紅白』の可能性で湧き上がる心配点

2013/08/13 21:00

 シングルマザーとして子どもを出産した安藤美姫が、父親候補の1人といわれる元カレのモロゾフと密会していた――確かに仰天スクープである。しかも「入籍へ“最後の賭け”」なるタイトルを見れば、やはりモロゾフが父親だったのかと当然思ってしまう。でも「セブン」は今回の一件が発覚してから、一貫して子どもの父親を元フィギュアスケーターの南里康晴だと断じてきたメディアではないのか。ここにきて南里説からモロゾフ説に宗旨変え? 

 いや、違いました。安藤がアメリカのコネチカット州にいるモロゾフに会いに行ったのは事実のようだが、しかしそれはモロゾフが子どもの父親だからではなく、未だ決まらないコーチをモロゾフにお願いするためだったという。コーチ不在の中、ソチ五輪に向け死に物狂いでトレーニングに励んでいるといわれる安藤。それには理由がある。子どもの父親である南里との入籍の条件が「ソチ五輪出場」だから。これまで安藤を支え続けてきた母親が絶対条件として突きつけているのが、この条件らしい。娘より格下の南里と結婚に難色を示す母親が出した条件は絶対だ。しかし、そのためには優秀で信頼すべきコーチが必要だ。それはモロゾフしかいない。よって「南里と入籍するにはモロゾフにコーチを承諾してもらうしかない」となる。

 本当に紛らわしいタイトルである。週刊誌はここまで露骨なものは少ないが、スポーツ紙、特に東京スポーツなどはこうしたタイトル付けが得意だ。まあ、嫌いじゃないけど、このセンス。

 しかしメディアがこうしたセンセーショナルなタイトルを付けるのは、安藤の動向、そして何より子どもの父親が“誰か”が社会的大きな関心事になっている証明でもある。先週こうした加熱報道を危惧した安藤が会見を開き自粛を訴えた。しかし、この会見はあくまで「ニュース関係」向けという“上から目線”のもので、よってそれより“格下”(だと安藤サイドが扱っている)「芸能マスコミ」には効力がなかった。というか、雑誌全般をして「ゴシップのマガジンの方が営業妨害にも値するような対応」などと発言したものだから、逆に反発も食うことになる。残念ながら自粛どころか、こうした過激な報道やタイトルになってしまうのはメディアの本質をわかっていない安藤関係者の失策だ。案の定、「セブン」だけでなくいくつもの週刊誌、写真誌が安藤を張り込み中とのこと。父親の名前を明かさない以上、こうした騒動は続くと思われるので、コーチだけでなくマスコミ対策スタッフの充実も望みたい。いや、それだけでは不十分か。過剰報道を阻止するためには、モロゾフの指導の元、ソチ五輪出場を決め、晴れて南里と入籍会見するしかない。

 『あまちゃん』を抜くほどの快進撃を見せ、今や社会現象とまでなっているドラマ『半沢直樹』(TBS系)。主演の堺雅人も爆走状態である。そんな堺の“過去写真”が「セブン」巻頭グラビアに掲載されている。見て、ビックリ! 今から15年前の1998年、当時24歳だという堺の髪は長く、顔もなんだか丸く、目もパッチリでまるで別人! 確かに若くて可愛くて今よりもイケメンなのだが、イメージが少々弱っちくて全然違う。男は仕事が順調で自信を持つと、面構えもこんなに変わるものなのかと感心してしまった。そして、さらに新発見。写真下のキャプションに注目。そこには<共演者・富田靖子とは、“同棲”する姿も撮られた>とあるではないか。無名時代にそんな過去があるとは知らなかった。しかも、当時の報道では無名の堺は名前すら記されていなかったらしい。人に歴史あり(笑)。

最終更新:2014/03/18 19:40
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