サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「日経W」のリアル服がダサすぎる! カルチャー [女性誌速攻レビュー]「日経ウーマン」8月号 ユニクロ、しまむら大活用「日経ウーマン」ファッション特集は、やっぱりダサかった 2013/07/18 16:00 女性誌速攻レビュー日経ウーマン ■プチ稼ぎというよりただの趣味? 「時短」によって生まれた時間を、いかに有効活用するか? という疑問に答えるかのように、今月号では「とにかくトクする! 夏のプチ稼ぎバイブル」と題して、読者に副業やネットオークションを提唱しています。この「プチ稼ぎ」、空き時間を活用して収入と貯蓄を増やすことを目指しているのかと思いきや、スキルアップにつながるアルバイトを勧めたり、現品を得ることを重視して懸賞を勧めたり、経済に関心を持つために株を買うことを勧めてきたりと、その目的も多様なようです。 興味深かったのは「私たち、副業で『夢』を手に入れました!」というコーナー。確かに、本業で安定した生活を確保しつつ、副業として自分の夢を追いかけることができたらおいしいところですよね。本コーナーでは、化粧品メーカーに勤めながら週末にヨガのインストラクターとして活躍し、ついにはメーカーを辞めて独立した方が紹介されています。最終的には副業が副業じゃなくなってます。さらに、「メーカーに勤めながらシンガーソングライターに」という方も。「会社勤めをしながら半年がかりでアルバムを作り上げ、自費出版」かつ、「ライブは収入ではなく、いろいろな方とコラボし、お客様も一緒に」と、儲けは度外視で活動しているそうですが、これって「副業:シンガーソングライター」というよりも、ただの趣味の音楽活動ではないでしょうか。 懸賞や副業などのちっとも「稼ぎ」に結びついていない「プチ稼ぎ」は、その目的も定義も非常に曖昧ですが、実践している人々は人生を謳歌している様子。やりたいことにも「副収入」とか「経済を理解するため」とか、何か大義名分をつけずにいられないのは損な性分だと思いますが、その口実によって自分自身が好きなことに前向き取り組むことがことができるのであれば、時間を確保するためにあらゆる余剰を全部切り捨ててしまう「時短」よりもずっと健全かもしれないと感じました。 ところで、あらゆる職業を紹介している「私にピッタリ!副業カタログ」では、ウェブライターの項目に「新聞や雑誌などの記事と違い、文章力はさほど求められません」と書かれているんですが、やっぱりこれ、毎月本誌について好き勝手書いているしがない副業ウェブライター(筆者)へのあてつけなんでしょうか。考えすぎであることを祈りつつ、今月のレビューを締めたいと思います。 (早乙女ぐりこ) 前のページ123 最終更新:2013/07/18 16:00 Amazon 『日経ウーマン』 「ニッセン」よりダサいファッションページでした 関連記事 “松下幸之助女子”登場! 「日経ウーマン」が「じじい賛美」をするワケ仕事と家庭の両立を「女性だからこその強み」と美化、「日経ウーマン」の欺瞞男にモテるためじゃない! 「日経ウーマン」一生モノの女子力の使い道恋愛体質になるには髪を伸ばせ! 「日経ウーマン」の時代錯誤な恋愛白書役立たずの人間は捨てろ......「日経ウーマン」が人間関係を断捨離 次の記事 綿矢りさに、イケメン作家と失恋のうわさ >