芸能
いつまで あると思うな 『踊る』効果

フジ新社長渾身の織田裕二ドラマ、期待ハズレのスタートで社内に暗雲

2013/07/17 11:45
『Oh, My Dad!!』公式サイトより

 11日にスタートした織田裕二主演のフジテレビ系連続ドラマ『Oh, My Dad!!』(フジテレビ系)の平均視聴率が13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。同ドラマで、織田は初めての父親役となる、妻に逃げられ家も失った子持ちのシングルファーザーに挑戦。2011年1月クールの同局『外交官 黒田康作』以来、約2年半ぶりの連続ドラマ主演となる。

「初回13.3%というのは、微妙な視聴率ですね。これまでだったら十分合格点なのですが、今クールは高視聴率の新ドラマが目白押しです。それを考えると、期待ハズレと言っていいかもしれません」(テレビ情報誌編集者)

 確かに今クール、高視聴率を記録している『DOCTORS 2』(19.6%、テレビ朝日系)をはじめ、『半沢直樹』(19.4%、TBS系)、『ショムニ2013』(18.3%、フジテレビ系)、『救急病棟24時』(17.7%、同)、『SUMMER NUDE』(17.4%、同)などの高視聴率ドラマに比べると、『Oh, My Dad!!』の13.3%は見劣りする。

 実際、ネット掲示板などに書き込まれた視聴者の評価も、「驚異的に金がかかってないな」などと芳しくない。そして、何よりも多かった指摘が、織田が1994年に主演したドラマ『お金がない』(フジテレビ系)との類似点。同ドラマは、学歴もなく貧困生活を送る青年が幼い弟たちを抱えながら、前向きな性格でビジネス界で立身出世していくサクセスストーリーだ。初回では、主人公の織田の勤務先が倒産し、幼い弟たちとともにアパートを追い出されホームレスになってしまうが、『Oh, My Dad!!』の初回でも主人公の織田は妻に逃げられ、家を失い、幼い息子と一緒にホームレスになってしまう。

 ネットユーザーからの反応も「途中までCSかなんかで『お金がない!』の再放送してるのかと思ったわ」「『お金がない!』は再放送で見てた」「今までフジドラマでよくあったよね、こういう話。どうせ最終回で人生一発逆転になるんでしょ」「まーた初回でホームレスになるドラマ。うんざり」「『お金がない!』を再放送した方が良い」などと散々。

「『お金がない!』に比べると、同じコメディながら『Oh, My Dad!!』の方は世情を反映して、若干シリアスですね。ただ、ホームレスになった織田が人生の巻き返しを図っていくという展開は、確かに“ワンパターン”といえるかもしれません。まあ、脚本が安易ですし、織田以外の助演陣も小粒ですし、急場しのぎで作られたドラマのような感が拭えません。実は当初、織田は今クールのドラマではなく、春にフジの深夜ドラマに主演する予定だったんです」(前出編集者)

 4~6月に放送された『間違われちゃった男』は、当初、織田が主演する予定だったが、脚本が気に入らないと織田がキャンセルしたため、急遽、古田新太が主演した経緯がある。

「『間違われちゃった男』は、織田がギャラを3分の1に下げてまでも主演を熱望したもの。通常、織田クラスの俳優が低予算のドラマに主演するのはあり得ないのですが、『踊る大捜査線』シリーズなど映画以外、目立ったテレビの仕事がなかった状況に織田が危機感を覚えていたという背景があります。この降板で、キャスティングや撮影スケジュールは大幅に狂い、フジの現場は激怒したと聞いています。にもかかわらず、そんな織田が今クールのドラマに主演できたのは、亀山千広フジテレビ社長のゴリ押しにほかありません」(同)

 亀山氏は社員時代に織田主演の『踊る大捜査線』シリーズで、会社に多大なる利益をもたらした。そうした功績が“社長レース”に有利に働いたのは言うまでもない。その意味では、彼にとって織田は恩人ともいえる存在で、今回の起用は、そうした恩義に応えたものだといえる。だが、せっかくの社長肝いりの新ドラマが不安なスタートとなってしまっては、先が思いやられそうだ。

最終更新:2013/07/17 11:45
アクセスランキング

今週のTLコミックベスト5

  1. 幼馴染は一卵性の獣~スパダリ双子とトロトロ3人生活~
  2. 今宵あなたとひたむき淫ら
  3. 水着をズラした彼のアソコは超XL~更衣室で肉食獣みたいに攻められ乱れて入ります!?~
  4. ニセモノの恋なので溺愛はいりません
  5. アソコのサイズが見えるようになったのですが!?~通常サイズがほとんどなのに会社の隣の彼がXL!?~
提供:ラブチュコラ
オススメ記事
サイゾーウーマンとは
会社概要
個人情報保護方針
採用情報
月別記事一覧
著者一覧
記事・広告へのお問い合わせ
プレスリリース掲載について
株式会社サイゾー運営サイト