「まるで児童ポルノ」ウィル・スミス愛娘の新曲MVが大炎上
ハリウッドで最もパワフルな夫婦と言われているウィル・スミスとジェイダ・ピンケット=スミスの娘で、奇抜なファッションセンスの持ち主として注目を浴びているウィロー・スミス。今、彼女の新曲の内容が論議を醸している。ひと夏の恋を歌ったラブソングなのだが、「真夜中にビーチを歩き」「おやすみのキス」「夏の間限定だけど……やっぱ、やっちゃうよね」など、12歳の恋愛とは思えない歌詞となっているからだ。ウィローが気に入った男子をナンパする台詞もあるのだが、なぜかイギリス訛りになっており、「何もかもが変」と眉をひそめられてる。
7歳の時に父主演の大作映画『アイ・アム・レジェンド』で女優デビューし、翌年世界的に大ヒットしたアニメーション映画『マダガスカル2』で声優デビュー、10歳で歌手デビューを果たすなど、セレブの愛娘らしくとんとん拍子にキャリアを積み上げてきたウィロー。ニッキー・ミナージュとコラボした「Fireball」(2011)はトップ100入りもかなわず、その後、リリースした曲も散々な結果に終わっているが、落ち込むこともなし。エイズに苦しむザンビアの子どもたちを救う「プロジェクト・ザンビア」の大使を兄たちと務めたり、両親と共にさまざまなイベントに顔を出したり、個性的すぎるファッションに磨きをかけたり、なにかと話題を振りまいている。
今年5月、娘の今後について聞かれたジェイダは、「『アニー』に主演する予定だったんだけど、ウィローがイヤだって……。12歳らしくいたいんですって。今、娘は音楽のスキルを磨くことに集中しているわ。毎日、ピアノや歌のレッスンを受けているし、作詞作曲もしている。時間をかけてスキルを開発している最中なの。世間が、本物のウィローを知っても大丈夫だと感じたら、そのタイミングで彼女はカムバックすると思うわ」と発言。
このジェイダの発言から2カ月もたっていない今月6日。ウィローは、YouTubeで新曲「Summer Fling」のミュージックビデオを発表。ブロンドに染めた重めの前髪を、眉あたりでパッツンと切ったセミロングスタイルの彼女は年齢よりも幼く見えるのだが、20~30歳くらいの男子と体を密着させたり、自分よりはるかに年上の男性と手をつなぎながらプールに飛び込んだり、タトゥーを入れた年上の女子たちとはしゃぎまくったり、夜中のビーチで花火を振り回して遊ぶなど、とんでもない内容になっている。「これがジェイダが言っていた、本物のウィローなのか」と世間に衝撃を与えた。
「ひと夏の恋」という意味の「Summer Fling」の歌詞も12歳とは思えぬもので、
「まぶしい太陽と青い水/ケンカはほどほどに、もっともっと愛するのよ/アタシが運命の女の子だって言ったよね/アタシに言わせれば楽しみたいだけ/真夜中にビーチを歩き/透き通った空の星を見て/愛してるってお互いに言うの/いいのよ」
「アタシはあなたに歌を書いた/あなたはギターを奏でたわ/2人で一緒に歌って、長すぎるくらい手を握っていたよね/話をしたいなら、それもいいよ/夜空の下を歩きたいなら、それもかまわない/だって、今夜はアタシたちのもの/オー ベイビー」
と、かなり挑発的。気に入った男子に、「これ、アタシの番号。電話してね。一緒に遊ぼう」と、なぜかイギリス訛りで話しかける台詞にも、違和感を感じる人が多いようで、YouTubeのコメント欄はたちまち炎上。
「ひと夏の恋を語るには若すぎる」「9歳くらいにしか見えない子が、30歳くらいの男といちゃつくなんて見てられない。児童ポルノじゃないか」「親は何やってるんだ」という意見が大半で、「セックスについてズバリと歌っているわけじゃないから、いいじゃん」と擁護するコメントもあるが、「はっきり言って歌もヘタ」とバッシングされている。
あまりにもひどい叩かれようで気の毒にもなってしまうが、このビデオを公開した日、兄ジェイデンはTwitterで「意見できない人のために生きる。ウィロー、キミを称賛するよ」と新曲を発表した妹を祝福。実は、ジェイデンはミュージックビデオにも友人たちを引き連れチラッと出演しており、2人のきずながうかがえる。
ちなみに、今回発表した「Summer Fling」は、ウィローがDJ・ファブレガと組んだユニット「メロディック・カオティック」の曲としてリリースしている。
日本でいうところの中学1年生に当たるウィロー。一般的には思春期の始まりで、異性への嫌悪と憧れが入り混じり、不安定になる女子が多いのに、かなり年上の男性とイチャつきながら、ひと夏の恋だ愛だと歌っているのは確かに違和感を感じる。
教育に関しては「子どもたちが決めたことを尊重する」と公言しているウィルとジェイダだが、「12歳の娘にこんなことさせていいのか」「どこかでブレーキをかけさせるべき」という世間の意見にどう反応するのか? 注目が集まっている。