ローラ、「愛されキャラだから」ではない、実父国際手配にお咎めなしの裏事情
実の父親が詐欺事件の主犯格として国際手配され、自身の芸能活動さえ危ぶまれていたローラ。最初の報道の時点では「芸能界引退の危機」とまで言われたものだが、実際には芸能界はローラへのエールであふれ返り、またこの件でCMやレギュラーを降板するといった事態にも発展しなかった。すべてはローラの愛されキャラクターのおかげ……ではなく、ブレーク中に築いた“バックの存在”が大きな原因だという。
「父親が国際手配という第一報が入った時には、関係者の間では『賠償金は10億を超えるのでは』とささやかれていました。13社もCM契約を行っていたローラだけに、全社降板ともなれば、異例の額の違約金が発生するものと見られていました」(広告代理店関係者)
しかし違約金どころかCM自体の降板もまったくなく、その他テレビ番組をはじめとしたレギュラーにも、ローラの芸能活動に一切変わりはなかった。
「CM契約の際に交わす書面には、家族など本人以外の不祥事が問われるという記述は一切ありません。しかし結局はイメージの問題で、例えば父親が殺人を犯したなどであれば、当然降板となってもおかしくはない。しかし、メディア、視聴者に、ここまで『ローラは被害者』という共通認識ができてしまうと、逆に彼女を切って批判を浴びるのはスポンサー企業の方のため、どこの社も降板という選択肢を選ぶことはありませんでした」(同)
こうした背景には、即座に自らマスコミ宛FAXで謝罪を行ったローラの対応力、そして番組キャスターなど影響力を持つ人間が、総出でローラのフォローに回ったことが理由なのだという。
「宮根誠司は『情報ライブ ミヤネ屋』(読売テレビ系)、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)と各レギュラー番組で、これでもかというほど『ローラは悪くない!』と繰り返していました。また芸能レポーターの井上公造氏は各ワイドショーで、テリー伊藤は『サンデー・ジャポン』(TBS系)で、とにかく“ローラ擁護”を展開。実はここ1年ほどの間に、ローラのバックには大手プロ『K』の幹部であるX氏が付いています。X氏は“芸能界のドン”とも懇意で、各芸能プロやテレビ局にも大きな影響力を持っている。彼のフォローさえあれば、芸能界の世論も簡単に動かせるというわけです」(芸能プロ幹部)
こうして事件以前とまったく変わらない状況で、活動を続けられることとなったローラ。今後は父親の逮捕や裁判など、再びネガティブな報道が出ることも予想されるが、少なくとも彼女がテレビから消えてしまうといったことはなさそうだ。