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[ジャニーズツッコミ道場]

苦境のHey!Say!JUMP、トーク意欲と生歌勝負から感じた「覚悟」の芽生え

2013/07/10 15:00
センター・知念で勝負かけます!

 今回ツッコませていただくのは、最近のHey!Say!JUMPのテレビでの活動ぶり。

 冠番組『ヤンヤンJUMP』(テレビ東京)が6月末に突然終了した上、メンバーが司会を務める『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)も、「都合により欠席」したことで卒業説が出ている状態だ。加えて、最近は「事務所内の管轄が替わった」「派閥争いに巻き込まれた」などの不穏なうわさも流れている。

 そんなネガティブな憶測ばかりが飛び交う中、シングルCD「Come On A My House」のリリース告知で、バラエティ番組や歌番組などに出演していたHey!Say!JUMP。だが、苦境の中、今までと違う「何か」を感じずにはいられなかった。

まず、本人たちも雑誌インタビューなどで度々挙げている「トーク力」の問題。正直、まだまだ拙いが、センター・山田涼介をあえて出さず、メンバー1〜2人ずつ出演した『ジェネレーション天国』(フジテレビ系)『ナカイの窓』(日本テレビ系)『チューボーですよ!』(TBS系)『ネプリーグ』(フジテレビ系)などでは、一人ひとりが積極的にトークにからもうとしていた。

 また、数々の音楽番組では、生歌を果敢に披露。激しいダンスをしながらの生歌は、マイクの位置がズレてしまうなど、トラブルや課題点もあったが、全員が終始キラキラの笑顔で見せるパフォーマンスは、とにかく「王道」感たっぷりで、眩しかった。ちなみに、『ミュージックステーションSP』(テレビ朝日系、7月5日放送分)でのパフォーマンスについては、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系、2012年12月29日放送)で陣内智則が話して以降話題になっている、Twitter有名人「しばくぞおじさん」が、そのキラキラ感に対して「ハマッた」と発言。以降、盛んにHey!Say!JUMPに関する呟きをして、一部で話題になっている。

 思えば、Hey!Say!JUMPはデビュー時のイメージから、「子どもすぎる」「生意気」「人数が多すぎて覚えられない」「ゆとり(年齢的な『ゆとり世代』に加え、性質的な部分も?)」などと揶揄されたり、さまざまなバッシングを受けたりしてきた。だが、実際、「生意気」と言われ続けているのも、彼ら自身の発言によるものではなく、与えられた歌の歌詞「昭和でShowはムリ」のイメージが大きいだろうし、「子どものうちにデビュー」「先輩方が苦労して辿り着いた東京ドームに、いきなりデビューで立った」ことも、本人たちには大きな負担があったはず。

 アイドル誌の年長者グループたちのインタビューでは、デビューまでの苦労の道のりが語られる際、何かとHey!Say!JUMPが引き合いに出され、悪者のような扱いになっているが、まだ力もないままに大きな荷物を持たされた苦労というのもあることだろう。

 だが、山田のソロデビューを経て、グループの冠番組終了などの変革を経た今、メンバー一人ひとりが強い「覚悟」を持ち始めたように見える。これまで散々バッシングされてきた「人数の多さ」も、一人ひとりがスキルアップすることで層の厚みにつながるし、「子ども」だったことは言うまでもなく「若さ」という輝きになるし、優等生ならではの「ゆとり」感はおおらかさ・優しさ・仲の良さとして生きてくるはず。

 今後の活動を不安視する声が多い中、王道グループ・Hey!Say!JUMPが大きく羽ばたけるかどうかは、この1年にかかっているのではないだろうか。
(田幸和歌子)

最終更新:2013/11/28 21:05
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