サイゾーウーマン芸能テレビテレビツッコミ道場おしゃれに無頓着なジャルジャル・後藤 芸能 [TVツッコミ道場] 「オシャレって何なの芸人」で光った、ジャルジャル・後藤の保守的オシャレ観 2013/06/20 16:00 TVツッコミ道場麒麟有吉弘行オードリーアメトーーク!笑い飯川島明若林正恭ハマカーンジャルジャル博多華丸・大吉大吉後藤淳平浜谷健司西田幸治 『JARUJARU IN LONDON』(よしもとアール・アンド・シー) 今回ツッコませていただくのは、6月13日放送分『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「オシャレって何なの芸人」。 今回は、「番組スタッフが企画して、番組スタッフが呼び出した」というもので、出演者は麒麟の川島明、有吉弘行、オードリーの若林正恭、博多華丸・大吉の大吉、笑い飯の西田幸治、ジャルジャルの後藤淳平、ハマカーンの浜谷健司。パッと見、別にダサいイメージもない顔ぶれである。むしろどちらかというと、こぎれいなイメージの芸人もいるだけに、「なんでこのメンバー?」と不思議に思うが、「オシャレに保守的な芸人を集めた」ということらしい。 そんな「保守的な芸人」たちが、「オシャレ代表」益若つばさとオリエンタルラジオの藤森慎吾に対して、次々に投げかけたのが、「意味がわからない」言葉の数々だ。「着崩すって何?」「あえてのハズシって何?」「差し色って?」等々の疑問に加え、こんなツッコミが添えられる。 「着こなすってどういうこと? バイクや馬を乗りこなすのはわかる。意図しないものをコントロールしないといけない。でも、服、別に暴れないじゃないですか。意図しないものを着こなしてるの、ど根性ガエルのひろしぐらい」(川島) 「服に着られるってどういうこと? 我々のカネで購入して着ているものを。服に着られるわけがない」(大吉) また、「ファッション誌を読んで参考にしないのか」という質問に対する大吉の答えは、「モデルと僕が生きてきた人生が違う」。 さらに、若林はこんなこだわりを語る。 「なんでするのかわかんないのがあって。革のベルトみたいの、腕に巻いてるじゃないですか。時計だったら時間見るし、リストバンドなら汗拭くじゃないですか。僕にとっては(ただの革のベルトは)ガムテープ巻いてるのと同じような気がしちゃうんですよ。要らないのにつけてるってことは、『オシャレに見せたい』ってことになるじゃないですか。僕はそれがダサいと思うんですよ。必死感。僕は藤森くんのこと、ずっとそう思ってて」 さらに、「オシャレに挑戦」企画で、短パン+ジャケット+ピンクのカーディガン肩がけ+赤のニット帽で登場した大吉が、テレつつも、こんな自虐的なコメントをしていた。 「この重ね方、テトリスなら完全にゲームオーバーですよ」 「本当に恥ずかしい(足を出すのが)。靴もあえての(左右)違う、40歳過ぎて半ズボンでこれ、大変なおっちょこちょいですよ」 何なんだろう、このエッジのきいたコメントの数々は。思えば川島、若林、有吉、大吉あたりって、笑いにおいて「あえてのハズシ」も「差し色」も「着崩し」も自在にできる人ばかりだ。むしろ今回の裏テーマは「コメントオシャレ芸人」か「笑いのセンスオシャレ芸人」か。 そんな中、結構ガチな感じに見えたのが、ジャルジャルの後藤だった。「足元を軽くする」という趣旨で、益若と藤森のアドバイスを受けつつ、デニムをロールアップして靴下をぬぎ、赤いデッキシューズをはいたのだが……。 言われるままにやることが、ことごとく「オシャレ」になり、「あえてのハズシ」として有吉に赤のニット帽をかぶされても、やっぱりオシャレになってしまい、「アドバイスした俺がドン小西みたいになっちゃったじゃねえか」と有吉が苦笑する展開になっていた。しかも、当の本人・後藤はそんなやりとりをスルーして、流れ作業のように、デニムのロールアップを元に戻し、きっちり靴下を穿きなおしていたのだ。 おそらく裾をロールアップするとか、靴下を穿かないとか、本当に気持ち悪いのだろう。多数の「コメントオシャレ芸人」のなか、きっちりしていないといられない、ホンモノの「おしゃれに保守的芸人」を1人だけ見つけた気がした。 (田幸和歌子) 最終更新:2013/06/20 18:21 Amazon 『JARUJARU IN LONDON [DVD]』 近頃益若のバラエティ売りがうざくね? 関連記事 「人見知り」アピールでグイグイ前に出るオードリー若林の計算「ヤラセマジック」番組で涙まで流した矢口真里が、ウソ=悪の価値観を覆す!「女子っぽい芸人」の茶番の中、1人本物感を発揮していたロバート・馬場笑うカ所皆無! 『アメトーーク』集団芸すべりまくりで過去最低回に?続発する笑いの事故、客席から悲鳴まで上がった「天下一品芸人」 次の記事 「安藤美冬サバイバルキット」がスゴい >