カルチャー
[直撃取材]アウトサイダーな女たち

ノー・モア・ファイト! 本場アウトローの女が教える、ヤンチャな男との付き合い方

2013/06/28 15:00

 また、修羅場を聞き出そうとすれば、「やっぱり、女関係と男関係かな」と返答。「男関係」というのは、カヨさん側の浮気だったようだが、嫉妬深い齋藤選手は怒りのあまり、車にケータイを投げつけ、愛車のフロントガラスを破壊! その代償は10万円以上かかったという。

 逆に、齋藤選手側も負けてはいないようで、カヨさんによると2回ほど浮気を発見したとか。「でも、1回目は浮気から帰ってくる道中で事故って車が廃車。2回目の浮気の時は、車上荒らしにあったみたい。向こうが浮気すると、なぜか天罰が下るんですよ。私の念ですかね!」。そんな罰が下っても、やはり許せないものは許せない。「そういう時はキレます。殴りまくりますね。向こうも殴り返してきますけど、もうそうなったら家庭内アウトサイダーですよ!」「話をしようとすると逃げるんで、拳で会話するしかないじゃないですか」と、子を持つ母として背負った決意は固い。

 そんなカヨさんだが、齋藤選手のサプライズのウマさには、毎度落とされてしまうという。「その日は結婚半年記念日だったんですけど、その前からずっと『ペアリングが欲しい』って言ってたんですよね。で、記念日だからホテルを予約して泊まったんですけど、旦那が何も持ってなかったから『何もないんだ……』と思ってたら、いきなりジャスティンデイビスの箱を出してくれて、開けてみたら指輪だったみたいな。しかも、指のサイズが何号とかも知らないはずなのに、ピッタリだったんですよ!」

 同じくプレゼントにまつわるサプライズでは、こんなエピソードも。

「この間のクリスマスも、私がずっと『シャネルの財布を欲しいなあ』って言ってたら、ナイショで買っててくれたりとか。その日、ディズニーランドに行ったんですけど、やっぱりなかなかプレゼントをくれないので、『今日はないのかな……』ってふてくされてたんですよ。で、家に帰ったら、旦那がいきなり『早く布団、敷いてよ』って言うんですよ。私、プレゼントがなくて機嫌悪かったんで『なんで? あとででいいでしょ?』みたいな感じで冷たく言ったら、『お願い、今すぐ敷いて。早く!』って言うんですよね。あんまりしつこいから、『もう、わかった!(怒)』って感じで敷きにいったら、私の枕のところにシャネルの財布があって『うわー、ありがとう!』みたいな」

 まだまだ出てくるサプライズ。続いてはこんな話。

「冬のデートでは、車で移動してる時に、私寝てしまったんですよ。で、起きて外を見たら、私が行きたいって言ってたイルミネーションのところに連れていってくれてたこともあって。『あしかがフラワーパーク』ってとこなんですけど、あれもうれしかったですねえ」

 浮気されたことはいまだに根に持っているし、短気なところも直してほしいというカヨさん。「私も短気なので、よくないんですけど、例えば出かける時に『あれ? 鍵がない』って言おうものなら、『なんで探しとかねえんだよ!』って感じ。一緒に探してくれるような人になってほしいんですけど、お互い難しいんですよねえ」というが、きっと素敵なサプライズの度に、そんな素行も帳消しになっているのだろう。

 最後にカヨさんが捨て台詞のように言ったのは、「まあ、浮気も何もかも、結婚してしまえば、こっちのもんですからね!」という一言。ヤンチャな男たちが世の中で奮闘できるのは、強さと図太さと男への少々のあきらめを胸に秘めた女たちの懐があってこそなのだ。

最終更新:2013/06/28 16:05
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