古閑美保周辺の交際リークを黙認するダルビッシュ、それでも別れないワケ
元日本代表サッカー選手が脅迫容疑で逮捕された事件は、衝撃をもって伝えられている。脅迫されたのは女優の妻・佐伯日菜子で、その背景には長年にわたるDVがあったというのだから。本人は未だ容疑を否認しているというが、DVや虐待などを家庭の問題として未だ慎重に扱う傾向のある警察が、しかも有名人である奥を逮捕したのだから、相当ひどい行為、そして証拠があったのだと思われる。
それにしても壮絶なDVの詳細が次々と明らかにされつつある。「今から殺しにいく」との脅迫、子どもや友人たちの前でもお構いナシの暴力――。しかし柔道・内柴正人の強姦逮捕や今回のDV逮捕など、有名男性による女性への暴力がクローズアップされる度、マスコミの論調はなぜか歯切れが悪い。同情とまではいかないが、なんだか奥歯に物が挟まったようなコメントや切り口が目立つ。「残念だ」「そんな人には見えなかった」「何か事情があるのではないか」。マスコミもまだまだ男社会だと再認識させられる瞬間でもあるが、今回もそう。そして“女性”週刊誌も例外ではなかった。それが「自身」の記事だ。一見、壮絶なDVをテーマにしているかのように思われるが、読んでいくと――。
「(けんかは)お互いさまで、よくある夫婦けんかだと思います。2人とも気が強いし」「(奥はサッカー指導者の仕事について)『人を裁く側にいたくない』と言っていた」「精神的にも参ってしまい、体調も崩していた」「『子どもたちにサッカーを教えたい』と言っていましたが、残念です」
これらはテレビでも登場していた奥の知人でお好み焼き屋の店主のコメントである。もちろん奥の知人だから庇うようなコメントはある程度予想される、それを2頁記事の半分以上を使って掲載されると、“「自身」も奥に同情的なんだ”と感じざるを得ない。“女性”週刊誌なのに“男目線”が貫かれた記事である。
さらにはJリーガーの引退後の過酷さ、サッカー指導者として追いつめられていった奥の姿を浮き彫りにし、そのストレスでDVに走った――。そんな構図を浮かび上がらせているのだが、そんな言い訳など笑止千万だ。男が仕事上でストレスを抱えているのでDV――こんな論理は被害者の女性にも、そして男性に対しても失礼である。“女性”週刊誌のくせに、“女性”自身のくせに、だ。
一方「週女」は「自身」とは対照的にあくまでDVを正面から捉える構成である。DVは(引退のかなり前の)結婚2~3年後には始まっていたこと、奥家に招待された後輩に妻が鍋を振舞うと「男に色目を使った」と髪の毛を引き回し、止めに入った後輩にも「俺の嫁見てニヤニヤするな」とイチャモンをつけたこと、引退後は妻の貯金を取り上げ、監督と寝てでも仕事を取ってこいと殴る蹴る――。そんな姿を見て子どもが言った言葉が「ママ、もう頑張らなくていいよ」だったという。さらに、現在でも妻子だけでなく妻の母親も警察の保護下にあるなど、報復の恐れさえあるというトーン。男側の言い訳など無用の、立派な“女性”記事である。世間的にはまともで立派な人がDVをするとはよく言われることだ。「残念」とか「まさかあの人が」なんてコメントは不用である。DVに言い訳はない。「DVに走ったのは事情がある」。そんな不条理な記事は金輪際止めた方がいい。
これまでの幾度か“残念な”男として取り上げてきたTOKIO・長瀬智也だが、またまた“残念ぶり”が暴露されている。10年に放映された『うぬぼれ刑事』(TBS系)に出演していた長瀬、要潤、生田斗真、坂東三津五郎、おぎやはぎの矢作兼が一同に会し、すき焼きを食べた。この5人はドラマ共演後も仲良しで、今回は要の入籍お祝いのために一席設けたらしい。そこで長瀬と矢作のエロトーク炸裂! AVの作品評や作品のカメラアングルに至るまで熱く語ったというのだ。他3人が呆気に取られるほどに。長瀬とAV。一見似つかわしくないように思えるが、もう驚かない。長瀬は“残念な”人だから(笑)。