サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー盛りは外せない、ラブママの園メイク カルチャー [女性誌速攻レビュー]「I LOVE mama」7月号 「I LOVE mama」のTPO=園行事には、カラコンはブラウンで盛る! 2013/06/12 15:00 女性誌速攻レビューI LOVE mama 「I LOVE mama」2013年7月号(インフォレスト) ギャルママ雑誌「I LOVE mama」(インフォレスト)7月号の巻頭で、ついにラブママ専属モデルオーディションの結果が発表されています! 約4,000人の応募者の中からグランプリに輝いたのは、21歳のマタママ(マタニティ・ママ)10カ月! 新人ながら手ブラで堂々マタニティセミヌードを披露しています。妊娠10カ月といえば、もうすぐ出産。もしや出産ドキュメントを企画してるのでは……と編集部の思惑を勘ぐってしまいました。 心に響いたのは、準グランプリに輝いた1歳6カ月児のママ(23歳)の受賞の言葉。「高校を卒業してから結婚するまでリズリサで4年間働いていたの。アパレルをやっていればモデルを目にする機会も増えて…。誰にも言わなかったけど、どんな洋服も着こなすモデルの仕事に密かに憧れてた。出産してそんな気持ちも忘れかけてた頃に見つけたラブママのオーディション。今しかない!って勢いで応募したんだ」。 リズリサはギャル界では大人気のブランドです。誰もが憧れるその職を結婚して辞めて、モデルの夢も出産で忘れかけていたのに、オーディションに応募するとは、野心があるんだかないんだか、自意識が強いのか弱いのかよくわかりません。この生き方、なんて言ったらいいんですかね? 「○○○○女子」などのカテコライズがお得意なエッセイストの方々に分析していただきたいところです! ちなみにこの方の身長は153cm。通常は「モデルなんて身の程知らず!」と言われる身長ですが、「I LOVE mama」では150cm台の子も構わず採用しています。文字通り“身の丈”と憧れの世界が合致していた例といえます。身の丈といえば、「I LOVE mama」は掲載している商品も徹底して“しまむらもアリな層”の身の丈に合ったものばかりで、背伸びすることが一切ありません。にもかかわらず誌面は景気がいい。キラキラして“憧れの世界”を保っています。みんなプチプラドレスのプリンセスです。……ああ、オバさん(筆者)は背伸びしてばかりだから生きづらいのかもなあ、なんてしみじみ思いました。 <トピック> ◎TPO別メイクの極意!! ◎安倍新政権で私たちの生活はどう変わる? ◎全国 美ママのマイカー拝見! ■ラブママ的コンサバ入門 今回最も衝撃的だったのは「TPO別メイクの極意!!」という企画です。タイトル通り、さまざまなシーンに応じたおすすめメイクが紹介されています。「園行事に出席」という項目では、「ちびコが主役の園行事。メイクはコンサバに寄せて◎」という説明があり、NG例として「は虫類系のカラコン……色だけで周りはドン引き」「束感たっぷりゴリゴリまつげ……流行ってないし怖い!!」「とにかく濃すぎるチーク……単純にケバいだけ!」と書かれていました。カラコン問題は重大らしく、「ママモが実際に園行事のときにつけてるカラコンを聞きました!」というコーナーまで設けてあり、“ブラウンのカラコンがナチュラルメイクにもなじみ、自然に盛れる”という結論に至っていました。カラコンは何がなんでも外せないようです。 12次のページ Amazon 「I Love mama」 関連記事 意識高すぎて疲労している系ママは、「I LOVE mama」を読むべし!家購入、子どもは東大に……「I LOVE mama」の堅実で最先端な人生設計「働くママになりたい」という憧れでデコる「I LOVE mama」WM特集「I LOVE mama」マタニティブルー&産後うつ特集に見る、若さへの偏見ヤンチャ懺悔から読み取る、「I LOVE mama」読者母の毒母な一面