ビートたけし、老舗SMクラブに資金援助!? 業界の知られざる「美談」
2006年頃にオープンしたという、赤坂の外れにある老舗の会員制SMクラブ。欧米人の女王様と巨乳のM女が多いと評判なこの店は、映画監督としても有名な大物お笑いタレント・ビートたけしが資金援助している店として一部で知られているという。
「もともと、たけしさんが店のオーナーと知り合いだったみたいですね。オーナーというのは、40代後半のYさんというんですけど、まだたけしさんが売れない頃、お世話になったご夫婦の息子さんだそうです」と話すのは埼玉県在住のSM愛好家・Sさん。
SさんはSM歴30年というベテランで、愛好家同士のパーティーでこの話を聞いたという。
「当時たけしさんは浅草の演芸場に出ていたそうで、Yさんのご両親がやっていた居酒屋だか、小料理屋だかの常連さんだったみたいですね。Yさんのご両親は、お金のないたけしさんに『出世払い』ということでご飯を食べさせたり、酒を飲ませたりしてたそうです。だから、Yさんのことも子どもの時から知っていて『自分の息子みてえなもんだ』って、可愛がってたそうです。もう30年くらいの付き合いになるって聞きました」
このSさんも、Yさんとは面識があり「真面目でおとなしく、ちょっと不器用な感じの人」だと説明する。
「Yさんはずっと風俗関係の仕事をされていた方で、若い頃はたけしさんの紹介でストリップ小屋で働いていたこともあるそうです。SMクラブの前にはキャバクラとかデリヘルとかやってようで、その時もたけしさんが知り合いに店の宣伝をしてくれたそうです。あんな有名人にもかかわらず、キャバクラにも来店し、デリヘルも呼んでくれてたそうですよ。今回のSMクラブに関しても、オープン前からYさんに色々アドバイスをしていたと聞きました。たけしさん自身にそういう性癖があるかどうかはわかりませんけど、たけしさんの周りには一般人・業界人を問わず、SM愛好家が結構いるようで、そういう人たちからもアドバイスをもらったらしいですよ。オープン当時からの従業員の中には、『(たけしさんが)あまりに熱心なんで、Yさんとたけしさん、どっちが店のオーナーなんだかわからないくらいでした』なんて話す人もいますね。資金援助をしていると言っても、たけしさんは『何かの足しにしてくれ』って感じで、ご祝儀のように現金をYさんに渡しているという話です」
具体的な金額については「確かなことはわからない」としながらも、Sさんは「実質共同経営者と言ってもよいくらいのまとまった金額」だと教えてくれた。
さらにこんな「イイ話」も。
「ここ数年はたけしさんが店に顔を出すことはないみたいですけど、オープン当初は2~3カ月に1回の割合で来店して、プレイこそしないけど、キャストの女の子にチップをくれたり、従業員に寿司の出前を取ったりして、労ってくれてたそうです。トイレ掃除をして帰ったこともあるって聞きました。従業員が慌てて『そんなことやめてください!』と止めたら『そんなこととは何だ! トイレには神様がいるんだから、馬鹿にしちゃダメだぞ』みたいなことを言ったとか。私はこの話を聞いて、ビートたけしという人間は本当に立派な人なんだと思いました」
この話が本当なら、たけしにまた1つ“美談”が加わることになりそうだ。
(緋村かおる)