奇妙な動画をアップし、自傷癖も……パリス・ジャクソン、自殺未遂の本当の原因は?
パリスが中毒と呼ばれるほど頻繁に更新しているTwitterには、共感できる歌詞を掲載することが多く、今回自殺未遂する前日には、ジィ・アーヴィの「Concrete Wall」の、「君にはセラピーが必要だって、あなたは言う/ダーリン、必要なのは私だけじゃない、あなたもよ/わざわざ、私に言う必要なんてないわ/私が言うことなすこと、なにが間違っているかなんて」という歌詞を掲載。直前には、ザ・ビートルズの「イエスタディ」の、「きのう、悩みごとはすべて遠くにあるように思えたけれど/今はすべて目の前にある、現実なんだね」という歌詞を掲載して、追いつめられている心情を表している。
ジャクソン家は、マイケルの死亡事件の責任はコンサートプロモーション大手「AEGライブ」にあるとして、裁判で激しく対立している真っ最中。パリスは近く法廷で証言するとされており、父親の悲劇的な死を繰り返し突きつけられることで、精神的に不安定になっていたとも伝えられている。「デイリー・メール」は、AEGライブがこの裁判で、「子どもたちがマイケルと血のつながっていない揺るぎない証拠」を提出する動きを見せており、これを知ったパリスがショックを受けたとも伝えている。
パリスがこの情報をいつ知ったのかは定かではないが、先週から妙な言動でファンを戸惑わせていた。YouTubeに20分間にも及ぶ「パリス・ジャクソン風メイクの仕方」をアップし、“ノーメイクでは不細工、にきびがある”と顔をどアップにしながら語り、大きな話題となった。パリスはTwitterで、「なんで、あのビデオがアップされたのかわからない」とツイート。「アタシって、そばに人がいないと、ヘンテコリンになっちゃうの(爆)」とキュートに弁解した。だが、その後、「気を散らそうとするんだけどダメ。毎晩、同じ過ちを繰り返してしまう」と自傷癖を匂わせるようなツイートをしており、気持ちのアップダウンが激しかったように見受けられる。
第一報では、自殺未遂の引き金はマリリン・マンソンのライブに行くのを禁じられたことと報じられており、マリリンはすぐにパリスに向けたメッセージを発信。「よくなっているといいんだけど。いつでもウェルカムだから、オレのライブに来たい時においで」という優しい言葉をかけていた。グロ、エロ、ショッキングと三拍子揃ったマリリンのライブに、まだ15歳のパリスが行くのを禁じた大人たちの判断は適切だと思える。しかし、パリスとしては、たまりにたまった鬱憤をどこかで発散させたかったのだろう。
現在入院中のパリスには、キャサリンやデビー、伯母のラトーヤ・ジャクソンが付き添っており、周囲の大人たちは結束して彼女をサポートしている。退院後、家族との関係はどうなるのか、AEGライブが出すとされている「子どもたちがマイケルと血のつながっていない揺るぎない証拠」とは一体何なのか。まだパリスを巡る問題は何も片付いていないのが気がかりだ。