奇妙な動画をアップし、自傷癖も……パリス・ジャクソン、自殺未遂の本当の原因は?
故マイケル・ジャクソンの愛娘パリス・ジャクソン(15)が、現地時間5日午前1時半頃、包丁で自分の腕を切り、市販の鎮痛剤を大量に飲んで、病院に救急搬送された。腕を切って薬を飲んだ直後に自ら自殺ホットラインに電話をし、ホットラインのスタッフが手配した救急隊の処置にも抵抗せず素直に応じたため、本気で命を絶つ気はなかったとみられているが、精神科に72時間強制入院させる措置が取られて、現在も入院中である。
世界的大スターのマイケルに守られながら大切に育てられたパリスだが、一説には、かなりワガママに育ち、マイケルも手を焼くほどの王女様状態だったと伝えられている。気に入らないことがあればわめき散らし、自分の思い通りにしてきたというのだ。11歳で最愛の父親をうしなった後、次々とインタビューを受けメディアに露出したのも彼女の強い意志であり、Twitterで勝手にジャクソン家の内部事情を発信する姿に家族は頭を抱えていたとも報じられている。
昨年夏、子どもたちの後見人である祖母キャサリンが突然家からいなくなった時には、叔母のジャネット・ジャクソンと激しく口論してブチ切れる姿がネットに流出。ジャネットたちはワガママなパリスの世話に心身ともに疲れきったキャサリンに一息ついてもらおうと連れ出したとも報じられ、パリスの王女様ぶりはエスカレートする一方だと書き立てるタブロイドもあった。
キャサリンはパリスのワガママな性格を変えようと必死だが、パリスはそれを嫌い、距離を置くようになったとも報じられている。それを裏付けるかのように、彼女は今年に入ってから、産みの母親でマイケルの元妻だったデビー・ロウ(54)と頻繁に交流するようになった。英大手タブロイド紙「デイリー・メール」によると、パリスは、エホバの証人の教えを押し付けるキャサリンや、ジャクソン家のいざこざ、家の中でも外でもそばにいるボディガードや使用人たちから逃れるため、デビーの牧場に足しげく通っているようだ。誕生日をデビーと共に過ごすなど、パリスの中で母親の存在は日に日に大きくなっているようだが、ジャクソン家はこの状態を快く思っていないようだ。
デビーは、2003年に捜査が始まった児童への性的虐待疑惑でマイケルが忙しくなり、子どもたちを彼女に面会させなくなった頃から、「子どもたちに会わせて」と裁判を起こすようになった。ジャクソン家はこれが原因でデビーを嫌うようになり、マイケルの長男プリンスも産みの母親である彼女を毛嫌いするようになった。プリンスはパリスがデビーと交流することに大反対で、兄妹間に大きな亀裂が生じてしまったと「デイリー・メール」は報じている。