前人未到の地、『徹子の部屋』観覧に成功! 徹子にまつわる謎を解き明かす
今回は……ついにこの日が来たかという感じだ。なんと日本を代表するご長寿トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)の観覧である! 『徹子の部屋』に観覧客がいるの? という思う方も多いかもしれない。観覧についてはHPでは公募していないので謎のベールに包まれていた。方法は1つ、番組中にたまに出るテロップを見てハガキで応募するのだ。私も大分前に応募していて、あきらめずにもう一度ハガキを出してみようかなと思っていた頃に、テレビ朝日から当選の電話がかかってきて驚いた。
『徹子の部屋』は1976年にスタートした黒柳徹子の冠番組。今年38年目である。この連載で観覧した番組の中でも間違いなくぶっちぎりのトップご長寿だ。逆にまだ38年目なのかという感覚すらある。50年くらいやっていると思っていた。
自宅に徹子の部屋からの招待状が届き、そこに詳細が載っていた。徹子の部屋の住所(収録場所)は六本木のアーク放送センターであった。徹子の部屋は六本木にあったのだ! 放送センターの入り口受付に着くとスタッフが出迎えてくれ、地下の控え室に通された。ほとんど番組において、観覧客は建物の外やテレビ局の廊下で並んで待たされるため、控え室があるなんて感激だ。観覧客は18名と少なく、60~70代のおばさまが多い。ネットでの情報(都市伝説?)によると、高齢の女性を中心に色々な地方から選出しているらしい。おばさま方はガラケー率が高く、操作音を最大音量でピコピコ鳴らし、一生懸命メールを打ったりしている。
控え室のホワイトボードに、今日収録のゲストが書いてあった。「貴乃花親方・花田景子夫妻、ATSUSHI、亀梨和也」。おお、これは当たりの方ではないか? とテンションが上がる。しかし、控え室のおばさまは「岸惠子さんみたいな綺麗な女優さんが見れたらいいわ~なんて思ってたけどねぇ。知らない人ばかり」などと呟いていた。そ、そうか、よかったよ貴乃花親方夫妻がいて。
■徹子の部屋コンシェルジュの心遣い
時間になり、スタッフの案内でいよいよスタジオへ。エレベーターで地下3Fへ降りる。そう、徹子の部屋は地下室! スタジオに入ると、テレビでおなじみのあのセット、否、部屋が広がっていた。想像より広い。そしてカメラマンやADに若い女性が多いのが意外である。観覧客の椅子は、ソファが置いてあるセットから5~6メートル離れて置いてあり、至近距離で見られるわけではない。カメラにもまったく映らない。そして、一列6人で3列に座る。席は好きなところを選ぶことができるが、全3回収録、全員が一番前の列に一度はなれるように、1回毎に入れ替わる。なので、お目当てのゲストの時に最前列になれるよう、少々計算が必要である。