COWCOW・多田が子どもにブチ切れ!? 大人気「あたりまえ体操」の弊害
漫才、コントだけでなく、気の利いた一発ギャグを放てるコンビとして人気の高い中堅お笑いコンビ・COWCOW。しかし皮肉にも、自ら編み出した芸のせいで、最近、仕事先でブチ切れる姿が目撃されているという。
ツッコミ担当の山田與志、ボケ担当の多田健二で、1993年に結成されたCOWCOW。多田の着るスーツが大手デパート・伊勢丹の紙袋に似ていることはあまりにも有名だ。
「多田は個人でも『R-1ぐらんぷり』に出場して優勝。山田も決勝進出を果たしています。冠番組こそ持てていませんが、各バラエティ番組に引っ張りだこ。また、多田は先輩のナインティナイン・岡村隆史のブレーン的役目も果たしており、かなり可愛がられています」(お笑い業界関係者)
そんな彼らの“名刺代わり”のネタといえば、ピアノ伴奏と歌に合わせながらクスッとした笑いを誘う「あたりまえ体操」。すでにCDとDVDが発売されており、「海外進出を狙って、エアロビクス調の楽曲に、英訳した歌詞を乗せた『あたりまえ体操』をYouTubeにアップしています。リリースしたCDやDVDについては、所属の吉本興業にかなり取り分を持っていかれたようですが、それでもCOWCOWは相当な印税を手にしたともっぱらのウワサです」(テレビ関係者)という。
しかし、最近、この「あたりまえ体操」が2人の仕事の弊害にもなっているというのだ。
「『あたりまえ体操』は、白シャツに黒ズボンの“体操のお兄さん風”の2人がネタを披露するというもの。単純なネタなので、子どもに大人気なんです。なので、学園祭や営業先で通常の漫才やコントをやっていると、『あたりまえ! あたりまえ!』とコールが起きる。当初は自分たちの人気が上がったことに喜んでいた2人ですが、ネタもお構いなしにコールが起こってしまい、短気な多田が子どもに『もうええ!』とブチ切れたとか。楽屋裏では、『このままじゃ、あたりまえ芸人になってしまう……』と悩んでいるようです」(同)
漫才にコント、一発ギャグなど引き出しが多い彼らにとっては、キャラネタ重視の昨今のお笑い界は、生きづらい場なのかもしれない。