ボンボンのワガママ？　シュワちゃんのイケメン息子が悪態をつく動画が流出

　ハリウッドを代表するアクションスターで、前カリフォルニア州知事だったアーノルド・シュワルツェネッガーを父親に、ジョン・F・ケネディ元大統領の姪でジャーナリストだったマリア・シュライバーを母親に持つ、パトリック・シュワルツェネッガー。由緒正しいケネディ家の血を引く彼は、ルックス、血統、頭脳と三拍子揃ったセレブ界のサラブレッドとも言われており、繊細な雰囲気漂う美少年といった風貌で世界中の女性を虜にし続けている。

　19歳のパトリックは現在、安倍晋三総理大臣も留学していた、名門・南カリフォルニア大学に在籍。ジーンズメーカー「ハドソン」のモデルを務めたり、夏に公開予定の映画『Grown Ups 2』で俳優に挑戦するなど、充実した日々を送っている。同じ大学に通うブロンド巨乳のガールフレンド、テイラー・バーンズとの仲もよく、母公認の健全な交際だと伝えられている。

　そんなパトリックが、ハリウッドの人気クラブに年齢を偽って入店。つまみ出された後も、なお悪態をつく姿が米ゴシップ芸能サイト「TMZ」にスクープされてしまった。

　「TMZ」によると、パトリックは4日の夜、ハリウッドのセイヤーズ・クラブに他人の運転免許証を提示し、年齢を偽って入店。クラブの中で散々悪態をついて悪ぶった挙げ句、DJに氷を投げつけたため、追い出されてしまった。宙を飛び交う氷を見ていたクラブのボスが、投げているのはパトリックだと気がつき、未成年であることを理由に強制退去を命じたという。

　追い出されたパトリックは、クラブの外で迎えの車が来るのを待っている間、これまた長身でイケメンの友人たちに向かって、「あのクソDJを、叩きのめしてやりたい気分だぜ、ファック！」「オレがやってやる！　ファック！」と吐き捨てるようにまくし立て、その様子を撮影した動画が「TMZ」に掲載された。ピンク色の棒アイスを食べながら、長く伸びた前髪を風になびかせている彼は、怒っているのにさわやかに見える。

　しかし、ほかの男性に向かって「ここにいるみんながあのDJにムカついてるんだよ」と言い、「オレたちをクラブから追い出しやがって。奴のおかげでクラブは損してるんだぜ。クラブのオーナーは、奴のせいで金を失ってるんだ」と指をこすり合わせる姿は、サラブレッドとは思えないほど下品。迎えに来たSUVの運転手に向かって、シッシッと手で追い払う仕草もしており、「ワガママに育てられた、金持ちボンボン」「まるで、ワガママを炸裂させているディーヴァのようだ」と、ネットではパトリックへのバッシングが巻き起こった。

　カリフォルニアを含むアメリカの大半の州では、飲酒は21歳以上と法律で定められているため、21歳未満はクラブに入ることはできない。若者は、入店する際に運転免許証などのIDを提示させられる場合が多く、自分に似た他人の免許証を見せて入ろうとする未成年が後を絶たない。他人のIDを自分のものだと偽るのは軽犯罪であり、最高で1年の禁錮刑に1,000ドル（約10万円）以下の罰金を科されることになる。

　今回のパトリックの場合、他人の免許証を使ったことで警察沙汰にはならなかったが、「TMZ」に動画が掲載された直後に、Twitterで「悪い言葉を使って失礼」「人は失敗するから学ぶんだよね」と、まるで人ごとのようにノンキにツイートしたこともあり、イメージを大きく下げてしまった。

　遊びたい盛りの彼が、今後、タブロイドをにぎわせる可能性はとても高く、良くも悪くも、ますます注目度がアップしそうである。