使い勝手のよい嵐…次に来るのは関ジャニ∞か? ジャニーズCM出演料最新事情
──前特集までではグループごとにCDやグッズ等の売り上げを比較してきたが、ここではもうひとつ同事務所の重要な収入源であるCMについて調べてみたい。嵐、SMAPに次ぐ新しいCMスターは誰だ!?
かつて日本のイケメン市場がジャニーズによる独占状態だった頃、テレビCMもまた、ジャニタレだらけだった。だが今や松田龍平や妻夫木聡、小栗旬などの演技派イケメン俳優に韓流スターなど、CMにひっぱりだこの男性芸能人の種類は増えている。そんな中で、ジャニーズの重要な収入源であるCM市場では、現在のジャニタレたちにどの程度の額がつけられているのか?
「今最も高額なのは、嵐の5人揃っての出演です。かつてはSMAP一強でしたが、2010年に逆転。今広告業界内では、目安として1社年間1億5000万円程度といわれています。実際、出演企業数もジャニーズの中で最も多い。一方でSMAPは1億2000万円といわれ、5人揃ってのCMはソフトバンクのみ。ギャラは確かに嵐より安いですが、大御所になってしまった彼らに全員で出てもらうCMとなるとやれることが少なく、やはり勢いもあって全員でのおふざけもできる嵐のほうが使い勝手がいい、ということのようです」(広告業界関係者)
一方、個別メンバーになると価格、契約社数ともにまだまだ絶大なのが木村拓哉人気だ。現在もひとりで7社のCMに出演中。価格としては5000万円程度と、嵐のメンバー一人当たりもほぼ同額とされているが、出演本数ではひとり2~3社と、圧倒的な差をつけられている。
「グループでの場合とは逆に、個別になると嵐は個々のイメージを崩すようなことはあまりやらず、キムタクのほうが思い切った構成もOKが出る。これは世間的な認知度の問題で、キムタクは今さらひとりでギャグをやっても崩れることのない強固なキャラクターとポジションを持っているからです」(同)
そして、ジャニーズCMの中で地味に健闘を続けているのが山下智久。かつての所属グループ・NEWSは高額ギャラランキングに影も見えないのに対し、11年にNEWSを脱退する前から3000~4000万円の価格付けとなっている。東芝ダイナブックのCMには長期間出演し(07~12年)、「修二と彰」(05年)でのブレイクと併せてお茶の間にその顔を印象付けた。ただし最近はドラマや映画でもヒットに恵まれず、ソロでの方向性も迷走が囁かれるなど活動自体がパッとしない。一時はひとりで5~6社に出演していたものの、現在では単独での出演はわずかに2社のみとなっている。
やや陰りの見える山下に代わって、台頭してきたのが関ジャニ∞。7人揃ってのスカラボ(ジャパンゲートウェイ/シャンプー)に加え、個別にもデニーズ(錦戸亮)、ほっともっと(村上信五)と、露出を増やしている。
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