ボブスタイルで一世を風靡したトリッシュ・ゴフ、今は不動産仲介業者に!
――夢中になった映画やドラマに出演していた、あの人。パタッと見なくなったけど、やっぱり気になる~!! そんなアナタのために、サイゾーウーマンの海外特派員・JULIEが、噂のあの人の仕事からプライベートまで、現地で情報をかき集めてきました!
■今回のターゲット
トリッシュ・ゴフ(スーパーモデル)
愛らしいロリータ顔を持つ“奇跡の9頭身モデル”として、90年代前半のファッション業界に旋風を巻き起こした、トリッシュ・ゴフ。コケティッシュな魅力あふれる彼女は、10代半ばでモデルとしての活動を開始し、「ヴォーグ」などの一流ファッション誌の表紙を飾ったり、シャネルやヴェルサーチなど一級ブランドのモデルを務めるなど大活躍しました。
トリッシュは、1976年6月8日、フロリダ州南フロリダに誕生。母親はバーテンダー、父親は工場労働者で、幼い頃に両親は離婚。両親ともよく引っ越しをしたため、トリッシュは落ち着かない環境の中育ちました。しかし、彼女は振り回されたとは考えておらず、「母に連れられて、いろいろな物件を見るのが大好きだった」「森を切り開いて宅地開発しているそばに住んでいたこともあって。どうしても中が見たくて、週末、誰もいない時に、そっと忍び込んだの。家はまだ未完成だったけど、間取りを見たりして、胸をときめかせたわ。まだ7歳だったのよ。変な子よね」とコメント。良い思い出だと語っています。
クラシック音楽が好きだったトリッシュは、サクソフォーン、クラリネットなどの楽器を弾く仕事につきたいと夢見ていたとのこと。しかし、15歳の時、スカウトされたことがきっかけで、モデルの道を突き進む決心をし、高校をあっさりと退学。ニューヨークを拠点に、世界を股にかけ活動するようになったトリッシュは、キュートなボブでたちまち人気者になりました。この髪形は、トリッシュ・ボブと呼ばれ、流行のヘアスタイルに。しかし、「料理用ボウルを頭に乗せたような、あの髪型で私は有名になったわ。でも、(ヘアスタイリストの)ギャレンから、あの髪形にされた時、地団太踏んじゃったわ。まだ17歳だったし、1993年だったしね」と、苦い思い出として回想しています。
トリッシュは、19歳で「ヴォーグ」のイタリア版、ドイツ版、イギリス版で表紙を飾るまでになりました。が、この年、彼女はモデル業を中断します。一緒に仕事をすることが多かった、ファッション・フォトグラファーのアーロン・ワードの子を身ごもったからです。若くして母親になったトリッシュでしたが、産後、難なく体形を元に戻し、迷うことなくモデルに復帰。息子ニマを撮影スタジオや、ファッションショーのバックステージなどに連れて行くことが多く、「第一線で働くママ・モデル」として大きな話題となりました。ニマは天使のような美少年で、絵になる2人は、ファッション誌で一緒に撮影されることもしばしば。