「日本で人気が出ると仕事を失う」『中学生円山』で韓流スターが苦悩を吐露!?
韓国芸能界に渦巻く闇からキラめく星まで、魅せられちゃったら止まらない! K-POPに夢中な2人がミーハー魂を炸裂させてゴシップネタをぶった斬り☆ 嘘か真か単なるウワサ?
M……本業はギョーカイ系の駆け出しライター。職業柄ネタは豊富。
K……K-POP全般が好きなアラフォーライター。基本ミーハー。
M はぁ~~、気がついたらGW!!! どう、最近?
K 最近さー、韓流スターってそうなのかも……っていうのを、5月18日公開の宮藤官九郎監督作品の『中学生円山』を見て考えちゃったねー。
M 何なに!? 韓流バッシングの内容なの?
K いや、内容はシュールで面白かったよ。いろいろ豪華なキャストなんだけど、そこにヤン・イクチュンが出てるんだけどさ。
M え、映画『息もできない』の!?
K そう。あの『息もできない』の。
M ああいう、狂犬っていうか、チンピラ役?
K 主人公の克也の妄想ストーリーの中では、処刑人プルコギとして『息もできない』ばりに暴れてるけど、って言っても全然なんのことだかわかんないよね?
M うん(笑)。
K えーとね、一言で言うと「団地を舞台にした、中学生の円山克也が日々エロい妄想に胸と股間を膨らませて身体を鍛えてたら、近所で起きた殺人事件にインスパイアされた妄想もごちゃ混ぜになってヒーローものの世界へトリップしちゃう新・感・覚・アクション映画!?」って感じかな(笑)。
M うーん……?
K ま、あらすじなんていいのよ、別に。ヤン・イクチュンが出てる。しかも、韓国でのバッシングに疲れて俳優をやめて、日本で電気修理工をやってる元韓流スターのパク・ヒョンホンって役で、ってところがミソよ。
M なにそれ、極端な設定だなー(笑)。
K それがさ、うまいな~って思ったのは、主人公・克也の母親のミズキが韓流ドラマにハマってて、丁度DVD-BOXで見てたドラマ『愛、そしてチャンジャ』 の主役がそのパク・ヒョンホン(ヤン・イクチュン)なの。で、最初は「新任者です」っつって前任者の田口トモロヲが挨拶に連れ回ってるんだけど、それを見て「はっ、もしや!?」ってミズキが気付いて、その後なにかと修理に呼ぶのよ。なにも壊れてもいないのに。本人もやたらオシャレするようになって。で、団地内でうわさになったりしてさ(笑)。そのうわさを広める無邪気の邪気タップリの主婦がYOUで、また適役なんだよね(笑)。
M いや、ミズキの気持ちすんげーわかるわ。
K で、もうとにかくミズキがウットリしながら、なにかとパクさんを呼びつけて、つたないハングルで「ファンです」って言うのね。そうすると、パクさんは「今はもう一般人なのでそっとしておいてください。日本で人気が出ると本国ではバッシングされて、両親や恋人にも被害が及んで、気がついた時には仕事も恋人も失ってしまうんです!」って心情を吐露するんだよ。でもさ、ミズキはハングルが「ファンです」「サインください」しか言えないしわかんないの。だから、せっかくパクさんがここまで言ったのに、ハングルだったから全っ然わかってなくて、そのあとまた「ファンです」って言っちゃってシラ~みたいな(笑)。
M え~、元韓流スターがそんなこと言っちゃうんだー。
K 言ってたね~。そのパクさん主演の劇中ドラマ『愛、そしてチャンジャ』もクドカンが書いた脚本らしいの。主人公の奥様は記憶喪失だったんだけど、身分が低いパクさんが手作りする「思い出のチャンジャ」で記憶を取り戻するらしいんだよ(笑)。
M うわ~、韓国ドラマっぽーい。むしろ見たい(笑)。ところでほかには誰が出てるの?
K え、SMAPの草なぎ剛とか、仲村トオルとか。
M ええっ!? そっちよりまずヤン・イクチュンがアンタには話題なんだ(笑)。