さらば青春の光、吉本移籍の布石? 「東京にある吉本の劇場で本格復帰」のうわさ
『キングオブコント2012』(TBS系)で準優勝に輝いた若手コンビ・さらば青春の光が、所属していた松竹芸能との専属契約を今年3月末で解除された。移籍問題で揉めたのが契約解除の理由だともっぱらのうわさだが、本人らはトラブルはなかったとTwitterなどで語っており、現在はフリーとして活動中。今月27日、28日は大阪で単独ライブも行うという。
「通常、移籍トラブルの場合、半年は活動を自粛するというのが業界の暗黙のルール。なにかしらの圧力があるのが普通なので、自主公演とはいえ、独立後すぐに単独ライブを行うのは珍しい」(テレビ局関係者)
実は、松竹芸能が、さらば青春の光に対して圧力をかけられない事情があるという。なんでも近々、吉本興業の劇場に出演することが決まっているというのだ。
「知名度が高まっているうちに東京進出したいと考えたさらば青春の光と、客の呼べる2人を手放したくない大阪松竹の意向が対立したのが解雇騒動の理由の1つ。現在でも2人は水面下で東京進出に向けて動いているようで、そこで2人が考えたのが吉本の世話になること。テレビでの活動はしばらく難しいでしょうが、吉本なら専用劇場もたくさんあるので仕事には困らないと考えたようですね。来月にも、東京にある吉本の劇場で本格復帰するといううわさが流れています」(構成作家)
吉本の劇場には、違う事務所の芸人が出ることもままあるため、「劇場に出る=吉本移籍」ということにはならない。しかし、大阪で圧倒的な力を持つ吉本の息がかかるなら、2人を敵に回すのは得策ではないと大阪松竹は考えたようだ。さらに、そんな2人の動きを察してか、松竹の系列事務所に移籍する話も浮上しているという。
「ここにきて笑福亭鶴瓶の個人事務所・デンナーシステムズへの移籍話も流れているんです。数年前までは若手部門もあり、ブレイク前のスギちゃんらも所属していましたが、担当マネジャーの独立に伴い、若手部門は消滅。しかし、ライバルの吉本に移籍されるぐらいなら、系列事務所に移籍させた方がいろいろ都合が良いと考えたようですね」(お笑い事務所関係者)
大阪松竹の意向に振り回される、さらば青春の光。コントには定評がある2人だけに、大人の事情でその才能を潰されなければいいが……。