「千秋と紗栄子は勝ち組」ママタレ戦国時代を生き抜く方法とは?
2012年頃から、芸能界の妊娠・出産ラッシュと共に流行しだしたママタレント、通称“ママタレ”。最近も女性誌で、小倉優子が0歳の長男に3つの習い事を掛け持ちさせていると報じられていたが、彼女たちの子育て方法に世間の関心が集まっている。
昨今では、出産後に露出が増えるだけで「またママタレか」と言われるようになっているが、その戦略に失敗しているママタレも多く存在するようだ。芸能プロ関係者が語る。
「ママタレの売り出し方は、大きく分けて2パターン。1つは夫や子どもをネタにして各媒体への露出を増やすこと。もう1つは、ママという肩書を武器に、商品開発やプロデュースを行い、サイドビジネスで利益を出すという手法ですね。どちらも簡単な商売ではありませんが、特に前者で失敗しているママタレは大勢います」
積極的に子育てや子どもの話をするタレントは、やはり少なからずママタレという言葉は意識しているのだろう。ところがその意図も、一般人には受け入れられないケースが多発している。
「やはり、アピールの仕方が『下手だな』と感じるのは、辻希美でしょう。ブログ発信の話題が何をやっても裏目に出てしまい、ネット上では常に叩かれている。妊婦ヌードを披露していたhitomiもそうですが、彼女たちは母親を売りにしながらも、母親としてのリアリティがまったく感じられない。だから、ファンがついてこないんだと思いますよ」(同)
ネット上で“炎上”するママタレは、もはや固定化してしまっている。当人の意思とは裏腹だろうが、炎上してしまうのは、やはりママタレとしての意識が、ネット住民に見透かされているからだろう。
「子ども服ブランド『リボンキャスケット』で大成功を収めている千秋は、まずは家庭優先で、その上でママタレビジネスをしているんですね。流行になんでも食いつきたがる、長谷川理恵のような性格では、うまくいかないと思います。逆に、ママタレという枠で語られることも多い紗栄子なんかは、『母親であること』をまったくウリにしていないため、アンチは多くとも、若い女性ファンはついてくるんです。ある意味、紗栄子も勝ち組でしょうね」(別の芸能プロマネジャー)
ママタレ当人の思惑が空回りするケースは多々散見されるが、結局のところは「ママタレでブレイクしようとは考えず、本気で子育て第一の人たちがうまくいってますよ」(同)というところだという。出産後の女性タレントのよりどころともいえるママタレ業界だが、二兎を追う者が成功するほど、簡単な世界ではないようだ。