『ひみつの嵐ちゃん!』最終回は8.6%! やっぱり嵐は数字がない!?
5年の節目を迎え、3月21日をもって最終回となった『ひみつの嵐ちゃん!』(TBS系)。最終回では、「嵐シェアハウス」のセット内でメンバーが5年間の放送を振り返り、一人ひとりが視聴者にメッセージを伝えた。番組を見守ってきたファンにとっては感慨深い放送となったようだが、テレビ番組にとって肝心の視聴率は、8.6%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)と、意外なほど低い数字で幕を下ろした。
嵐にとってプライムタイムでの初冠番組となった同番組は、2008年4月に『社会科ナゾ解明TV ひみつのアラシちゃん!』というタイトルでスタートしたが、当初から一桁台が多く、視聴率では苦戦していた。8回の放送を経て『ひみつのアラシちゃん!』に改題し、09年5月に現在のタイトルとなった。
09年10月22日放送の明石家さんまがゲストの回では、15.4%を獲得。同時期から11~14%台を定期的に獲るようになっていったが、昨年夏頃から再び一桁台を頻発するように。
「同時間帯は、安定して二桁を獲る『報道ステーション』(テレビ朝日系)やご長寿バラエティー『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、フジテレビでは連続ドラマが放送されていて、強敵揃いといってよいでしょう。また昨年は、前の時間帯に放送されている連続ドラマが『パパドル!』『ビギナーズ!』『レジデント~5人の研修医』と立て続けに平均視聴率で一桁を記録してしまったことも、『ひみつの嵐ちゃん!』低迷の要因といえるでしょう」(テレビ制作会社スタッフ)
そして昨年12月には、4月から櫻井翔のみが続投する形で、同時間帯に有吉弘行とタッグを組んだ新番組『今、この顔がスゴい!』を放送することが発表された。しかし『ひみつの嵐ちゃん!』の終了が発表されたにもかかわらず、今年に入ってからも視聴率が上昇することはなく6~9%と低空飛行。結果的に最終回も民放では『カンブリア宮殿』(テレビ東京系)にのみ勝つという不名誉な最後となってしまった。
メンバーの二宮和也は最後に「違う形になるかもしれませんが、応援してくださる人たちに毎週何か楽しい思い出・出来事がお送りできるような5人になって、また必ず戻って来たいなと思っています」と視聴者にメッセージしていたが、果たして実現するのだろうか? また、4月からの新番組『今、この顔がスゴい!』は『嵐ちゃん!』を超える数字を出せるのか、人気者ゆえのプレッシャーは当分続きそうだ。