史上最低視聴率の剛力、嵐・相葉も『はらちゃん』も大苦戦! 1月期ドラマ視聴率
2013年1月期の民放の連続ドラマ(午後8~10時台)が、それぞれ最終回を迎えた。今回は全話の平均視聴率を元に、ベスト3位&ワースト3位のランキングを発表する。
ベスト1位は、やはり初回視聴率でもトップの17.0%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)だった内野聖陽、佐藤健出演の『とんび』(TBS系)。4話から5週ほど12%台に低下したものの、9話で18.3%に復活。3月17日放送の最終回では、下位を圧倒的に引き離す20.3%を獲得し、有終の美を飾った。
2位は沢口靖子主演の『科捜研の女』(テレビ朝日系)。1999年から続く人気シリーズは安定した人気を得ており、最終回は同ドラマ今期最高の14.2%を記録。
続く3位は瑛太・尾野真千子・真木よう子・綾野剛の演技派キャスト4人がメイン出演した『最高の離婚』(フジテレビ系)で、最終回は12.7%。初回に13.5%を記録後、一桁に落ちることなく10~12%台を推移し、見事上位3位に食い込んだ。
そしてワースト3位は、対象ドラマの中でも初回視聴率が8.8%と最下位だった江口洋介主演の『dinner』(フジテレビ系)。全11話の中で3回ほど11%台を獲得しており最下位は免れたが、最終回は初回よりさらに低い8.5%だった。10年10月より始まったフジテレビの「ドラマチック・サンデー」枠は同ドラマを最後に終了する。
2位は、水川あさみ・大泉洋・谷原章介らが出演した『シェアハウスの恋人』(日本テレビ系)。初回11.6%とまずまずの数字だったが、中盤は6~9%台をウロウロするなど数字があまり伸びなかった。
最後に今期ドラマの視聴率ワースト1位となってしまったのは、伊藤淳史・桐谷美玲らが出演した空港ドラマ『あぽやん~走る国際空港』(TBS系)。初回9.7%でワースト2位だったが、以降も一桁台を連発し、二桁にのぼったのは9話と10話目のみだった。同枠は前クールの『レジデント~5人の研修医』の低視聴率ぶりが騒がれたが、今作で持ち直すことはできなかった。
また、ベスト・ワースト3位内に入らなかったが、今期ではほかにも初回視聴率の数字からは想像できない番狂わせもあった。剛力彩芽主演の『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)は14.3%を獲得し初回視聴率ベスト2位にランクインしていたが、以降は10~12%を推移し、最終話では8.1%と月9史上初の低視聴率を記録してしまった。
嵐・相葉雅紀主演の『ラストホープ』(同)も初回は14.2%だったが、途中からは次の時間帯に放送されている仲間由紀恵主演『サキ』に抜かれる回もあり、最終話は8.1%にまで下落し、順位を落とす結果となった。
【2013年冬ドラマ(20~22時台、民放5局)平均視聴率一覧】
1位 『とんび』(TBS系・日曜21時) 全10話/15.1%
2位 『科捜研の女』(テレビ朝日系・木曜20時) 全9話/12.6%
3位 『最高の離婚』(フジテレビ系・木曜22時) 全11話/11.8%
4位 『夜行観覧車』(TBS系・金曜22時) 全10話/11.6%
5位 『おトメさん』(テレビ朝日系・木曜21時) 全9話/11.4%
6位 『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系・月曜21時) 全11話/11.3%
7位 『ハンチョウ~警視庁安積班~』(TBS系・月曜20時) 全10話/10.9
8位 『ラストホープ』(フジテレビ系・火曜21時) 全11話/10.5%
9位 『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系・土曜21時) 全10話/10.2%
10位 『サキ』(フジテレビ系・火曜22時) 全11話/9.6%
11位 『dinner』(フジテレビ系・日曜21時) 全11話/9.5%
12位 『シェアハウスの恋人』(日本テレビ系・水曜22時) 全9話/9.4%
13位 『あぽやん~走る国際空港』(TBS系・木曜21時) 全10話/8.7%
※なお、昨秋から2クール連続で放送していた『相棒』(テレビ朝日系)は対象外とする。平均視聴率は単純平均視聴率(全話合計÷放送回数)。小数点第二位以下を四捨五入。