江口洋介『救命病棟24時』主演を降板、トレンディ俳優に続くドタキャン騒動
またしても、フジテレビの連続ドラマにおける“ドタキャン劇”が報じられた。28日発売の「週刊文春」(文藝春秋)によると、人気医療ドラマ『救命病棟24時』の最新シリーズに、松嶋菜々子とW主演する予定だった江口洋介が、土壇場で降板を申し入れてきたという。先日報じられた織田裕二が主演予定だった『間違われちゃった男』に続き、またしてもフジの「連ドラ主演交代」が明らかとなった。
『救命病棟』は4月クランクイン、7月の放送開始予定だったというが、江口サイドは土壇場の2月半ばに主演をドタキャンしたという。すでに第1話の脚本は出来上がっており、スポンサーとのやり取りも進んでいたことから、製作中止や延期なども不可能で、江口の代役として、時任三郎の出演が決定しているとのこと。
「江口が出演をOKしなかった原因として、ここ最近になって事務所が仕事を入れすぎたためではとうわさされているんです。先日、同事務所から松たか子が独立したため、江口や同じく同僚である瑛太に仕事を押し付けすぎているといわれています」(週刊誌記者)
また、織田の降板に関しては、自らさまざまなアイディアや条件を提案していたにもかかわらず、制作費をめぐって話が噛み合わなくなったため、最終的に織田が「“この話じゃイヤだ”となってしまった」と報じられている。
江口と織田、今回の一件で共通するのは、「90年代を代表するトレンディ俳優」であり、降板について「自己都合」という点。こうしたドタキャンは、ドラマの現場ではよくある話なのだろうか。
「制作費が豊富にあった90年代のドラマ界を知るトレンディ俳優だから……というわけではないと思います。ここまでの土壇場ということはあまりないですが、一度OKしたものを『やっぱりナシで』というのはよく聞く話ですし。主演級となれば、責任も大きくなるため、たとえ事務所がOKしたとしても最終的には本人判断というケースが多い。中には『スケジュールの都合以外でオファーを断るのは失礼』というポリシーを持つ俳優なんかも存在しますが、噛み合わないオファーに対してNGを出すのもまた、プロ意識と言えます。しかしいずれにせよ、一度OKしたものを土壇場でキャンセルするというのは、プロとしてはいかがなものかとは思いますが」(芸能プロ関係者)
W主演の片翼を失ってしまった『救命病棟』。過去4作品が平均視聴率20%を記録している同作だが、新シリーズ放送の情報が解禁される前から、大きな痛手を負ってしまったようだ。