ジョシュ・デュアメル、式典で妻ファーギーに扮した妊婦姿を披露

　硬派なイメージの俳優ジョシュ・デュアメルが、23日、子ども専門チャンネルが主催する『キッズ・チョイス・アワード』の司会進行役を務めた。オープニング・ビデオで、妻であるファーギーに扮して激しく踊るなど、しょっぱなから飛ばしまくっていたジョシュは、会場の子どもたちから歓声を浴び、新境地を開拓したと絶賛されている。

　190cmと長身のジョシュは25歳の時に出場した国際モデルコンテストで、あのアシュトン・カッチャーを抑えて優勝した経験を持つ、モデル出身の遅咲き俳優。最初は、クリスティーナ・アギレラの「Genie In A Bottle」（1999）など、歌手のMVやドラマに出演していた。31歳で出演した大人向けドラマ『ラスベガス』で知名度が一気に上がり、『トランスフォーマー』シリーズで演じた勇敢な軍人役で大ブレイク。旬の役者たちが出演した映画『ニューイヤーズ・イブ』（2011）にも出演し、アクションもラブコメディもこなせる、イケメン俳優として人気を集めている。

　そんなジョシュがファーギーと交際するようになったのは、彼女が『ラスベガス』にゲスト出演したことがきっかけだった。ジョシュは、過去に受けたインタビューで「ファーギーと超エッチなことをしている夢を見た」と告白したことがあり、その記事を読んでいたファーギーは、初対面の彼に「夢のアタシは、どうだった？　よかった？」と積極的に話しかけ、意気投合。2人はデートをする暇もないほど多忙を極める毎日を送っていたが、ネットを使い愛を深め、交際4年目になる09年1月にゴールイン。その後、ジョシュと寝たというストリッパーが現れ騒動となったが、ファーギーは「夫を信じる」と許し、10年1月にあらためて結婚の誓いを立てる式を挙げた。そして、昨年秋には子作り宣言をし、2月にめでたく妊娠したことを発表。2人は、今、幸せの絶頂にいるのだ。

　23日にジョシュが司会進行役を務めた『キッズ・チョイス・アワード』は、子ども向けチャンネルを運営するニコロデオンが主催しており、受賞者は、視聴者である子どもたちがインターネットや電話などで投票し決定する。数多くの大スターやセレブが授賞式に出席し、ニコロデオン名物のスライム攻撃を受けたり、印象的なスピーチをすることから、大きな注目を集めている。

　『キッズ・チョイス・アワード』の歴代司会者は、ウィル・スミス、ジャック・ブラック、ジャスティン・ティンバーレイクら、子どもに人気の歌手や俳優などが務めてきた。子ども番組とは無縁に思えるジョシュだが、実はニコロデオンで放送されている人気アニメ『ファンボーイ・アンド・チャム・チャム』に声優として出演している。この作品は、スーパーヒーローになりきっている2人の少年たちを描いたもの。ジョシュは、少年たちから「世界一知識がある人」と崇められているコミック書店のオーナーの声をあてているのだ。

ひどすぎるケイティ・ペリーのコスプレをするジョシュ（動画はこちら）

　ジョシュは予告CMの時点で、テイラー・スウィフト、ケイティ・ペリー、ワン・ダイレクション、カーリー・レイ・ジェプセン、PSYなどのコスプレを披露し、緑のスライム風呂に浸かりながら、ダミ声で歌い、子どもだけでなく大人たちの気持ちも盛り上げていった。待ちに待った当日は、レッドカーペットから大盛り上がり。授賞式オープニング・ビデオで、ジョシュは寝ているところを、妖精たちに「ミスター・ファーギー、遅れちゃうわよ」と起こされ、PSYに扮し、「江南（カンナム）」を「グランマ（おばあちゃん）」と歌い、おばあちゃんたちと乗馬ダンスを踊り、エアロ・スミスのスティーヴン・タイラーからシャウトを伝授してもらい、エレクトロポップデュオ「LMFAO」を真似し、ミーガン・フォックスにスパゲッティーをかけられ、プロレスラーと指相撲をしたりと、楽しそうな姿を披露。

　続けて、大きなおなかを抱えながら水玉のミニドレス姿で登場し、「ゴー・ファーギー！　ゴー・ファーギー！」とノリノリでダンスしまくり、横に立っている同じミニドレス姿のファーギーから冷たい視線を送られてしまう、情けない姿を披露。「キミのために、やってるんだってば～」と歌うジョシュを、ファーギーは突き飛ばし、カメラに向かってにっこり微笑んだ。

　ジョシュは今回のコスプレの中では妊婦の妻に扮したことが一番楽しかったようで、大きなおなかで、おそろいのミニドレスを着たファーギーとのツーショット写真を、Facebookに掲載。「恥じらいなんて、ナシ！」という言葉で喜びを表現していた。授賞式に出席したファーギーも、ステージに立つ夫に大興奮したようで、翌24日、「ジョシュと一緒に楽しんだ『キッズ・チョイス・アワード』、最高だったわ！」「彼も超最高だった！」とツイートしていた。

　生まれてくる赤ん坊の性別は男の子だと、うっかりバラしてしまうなど、相変わらず脇が甘いジョシュ。しかし、『キッズ・チョイス・アワード』では、母性本能をくすぐるチャーミングな表情を見せ、ファーギーが惚れるのも納得だと、好感度が上っている。40歳にして、初めて父親になるジョシュ。いろいろな意味で、今後の彼の活躍が楽しみだ。