東方神起とJYJ、ファンが多いのはどっち? 「フライデー」が焚きつけた論争
「フライデー」(講談社)の3月29日号の記事「戦争3年『JYJ』東京ドーム公演は実現するか?」に紹介されている、「日本でのJYJの人気は『東方神起』を上回るほど」というコメント。この記述について、フライデー編集部には多くの問い合わせ電話が殺到しているという。
「『この記事を書いた担当編集者を出せ!』と要求する電話まで鳴っているそうです。担当の編集者はほかにも仕事があるし、付き合ってられないとばかりに逃げ回っているようですね」(同編集部の関係者)
JYJの日本活動が復活間際とはいえ、「どっちのファンが多い」という命題に答えを出すのは、今の日本の芸能マスコミ的にはタブーもいいところだという。5人時代の東方神起は百万人ものファンを抱えていただけに、その分裂で心を痛めたファンも無数だ。
「今回のフライデー記事に突撃している人間は、おそらく2つのタイプに分けられると思います。熱狂的な東方神起ファンとこれまた熱狂的なJYJファン。前者が『東方神起の方がファンが多い』と主張するのは当然ですが、熱狂的なJYJファンの中には、『いまさらJYJのファンが多いなんて当たり前のことを書くな』という、八つ当たり的なことを言う者もいます。JYJの前所属事務所のエイベックスやSMエンターテインメントよりも、ある意味強敵とさえ言えますね」(芸能関係者)
JYJの東京ドームコンサートの後には、東方神起もツアーを控えており、JYJに絶対に負けたくない躍起になった一部の東方神起ファンは、「今後すべてのコンサートに参加する」と言っているという。両者のファンによるライバル関係は今後も続くのだろうか。
エイベックスとの裁判など、一連のJYJ騒動を取材しているノンフィクション・ライターの小野登志郎氏は言う。
「どちらのファンが多いとか少ないとか、あまり関係はないと思いますがね。どちらのファンも膨大ですから。ですが、JYJの日本活動のブランクは長く、その間に少なくない数の人間がファンを辞めたと聞きます。今後の活動やパフォーマンス次第でまた戻ってくると思いますが、重要になるのは、現在のユンホとチャンミンの東方神起ファンとの対立をいかに緩和していくかだと、個人的には思っています」
数々の襲撃を跳ね返してきたフライデー編集部を、ある意味震撼させた東方神起とJYJのファンたちの戦いに、終わりは来るのだろうか?