『ビッグダディ』炎上は確信犯!? 番組終了のタイミングも見失ったテレ朝
人気大家族ドキュメンタリー『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)について、衝撃の離婚報道がなされた。19日発売の「女性自身」(光文社)は、巻頭3ページにわたり、「ビッグダディ」こと林下清志さんと妻・美奈子さんの離婚、またビッグダディが生まれ故郷である岩手に移住することを報道。今年4月に予定されている最新回で、この詳細が放送されるという。
『ビッグダディ』は、テレビ各局ではおなじみの「大家族スペシャル」のご長寿番組だが、一般人家庭のイザコザを、週刊誌がトップ記事でスクープしたのは異例の事態だ。
同番組がスタートしたのは、2006年9月。前妻の間に生まれた4男4女を持つ林下さんは、5人の子どもを持つシングルマザー美奈子さんと再婚。さらに2人の間にも女児が誕生し、現在は2年前に移住した小豆島で生活を送っている。
しかし美奈子さんと再婚した11年、一部週刊誌が「2人は不倫関係だった」と報道。この時期には、あまりに破天荒なストーリー展開にネット上では非難が飛び交い、ついには「フライデー」(講談社)が林下さんを直撃するという事態にまで発展した。
「そのインタビューで、林下さんは番組出演を『ギャラのため』と断言していました。そしてその頃から、テレ朝もプライベートの取材が行われないよう、マスコミを警戒するようになりました。常に視聴率2桁をキープする人気番組とはいえ、一般人の一家を芸能人さながらに扱うことにも、疑問を投げかける視聴者が続出しました」(週刊誌記者)
こうして毎回「事件」が発生する同番組だが、もはや路線は家族愛ではなく「炎上商法」になってきたという指摘もある。
「家族の絆といった感動ストーリーよりも、番組の裏側で行われている駆け引きや、林下さん一家のイザコザに期待する視聴者が増えていると、テレ朝もハッキリと認識しています。もはやネットでは、今回の報道に関して、『またネタ作りか』と冷ややかな声ばかり上がっている。すでに林下さん本人から、『すべてはギャラのため』という本音が飛び出てしまっているのに、それでも放送を続けるのは、もはや茶番以外の何ものでもありません」(同)
「スピード離婚」「一家離散」などセンセーショナルな話題ばかりが取りざたされ、林下さんに振り回される子どもたちの気持ちや、将来を不安視する声も減りつつある中、番組終了のタイミングすら見失ったテレ朝、そしてビッグダディは、一体どこへ向かうのだろうか。