Perfumeに夢中な徹子、ドラえもんの秘蔵写真に「どうでもいいけど」
とても意外な気がしたが、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に初登場、3月8日のゲストは、Perfumeの3人。ソファに座るいつものセットではなく、丸い椅子に徹子と3人が座っている。その理由は、
「皆様、存分に見ていただけるようにと」
3 人の脚線美のため、わざわざセット替えしたわけだ。徹子も番組冒頭から、
「本当にお美しい、お可愛らしい3人」
とか、
「綺麗なおみ足、踊りが上手」
とか、何度もPerfumeを褒めまくる。徹子さんは、漫才コンビが出演した際には、まずどっちがボケでどっちがツッコミなのかを確認するような生真面目さがあるが、Perfumeの3人に関しても、
「のっちさんは、3人の中ではお姉さんの係なの?」
と、メンバーの関係性に注目した。3人が言うところには、あ~ちゃんが母親で、のっちが姉、それから、かしゆかが妹という、家族になぞらえた役割分担。徹子さん、これを一通り聞いた後に一言。
「そうでもないみたいね」
いまひとつしっくりこなかったようだ。その後、広島アクターズスクール時代の結成当初の話になった。のっちは当初Perfumeメンバーではなく、初期メンバーの3人がみんな本名に「香」がつくことから、「香」→「香水」→「Perfume」になったと、グループ名の由来を紹介したのだが、
「でもアナタ(のっち)がお入りになってね、そういうふうに違ったんだから。それはもう忘れていただいて」
なんだか黒歴史みたいな話になっちゃったが、忘れていただいた方がいいのでしょうか。下積み時代の話は続き、街でチラシを毎日300枚ずつ配った話に。しかしイベントには、お客さんは2人しか来なかったという。これには、
「3人出て、2人しかお客さんいなかったらさぁ」
徹子も普通にツッコんだ。そして、
「チラシ300枚毎日毎日配って、よくそんなに2人しか来ないって。物見高い人ってなんなのかしらねぇ」
気に入った話だったのか、ちょっとテンション高めになっている。Perfumeは、『ドラえもん』の新作映画の主題歌を担当していることで、今回は映画公開前日の出演だった。シンガポールで撮ったという、ドラえもんとの記念写真を披露したり、シンガポールで行ったコンサートにドラえもんが「応援」に来てくれたという話をしたのだが、その写真に対して、
「どうでもいいけどこれ、ドラえもんと一緒に」
という反応。即座に「どうでもいいけどじゃないけど」と徹子も自分で言っていたが、Perfumeに夢中なあまりか、なんだか宣伝つぶし状態になってしまった。
Perfumeのメンバーは、はしゃぎすぎることもなく、徹子も「第4のPerfume」として脚線美を披露したり、ダンスに挑戦したりするような「危険な」こともせず、全体的に和んだムードのまま番組は終盤へ。「どういう方々かよくわからなかったのね」「3人の個性がハッキリわかって、楽しかったです」と好印象だったことを伝えていた。
そしてPerfumeから逆質問。好きなドラえもんのひみつ道具を聞かれ、
「やっぱり、どこでもドアが好きね」
という徹子。理由は、どこでもドアがあったら、アフリカなどの恵まれない子どもたちのところにいつでも行くことができるから。さらにその子たちを、どこでもドアを使って、
「連れてきてあげればねぇ」
と。愛情あふれる、さすがの使い道でした。
(太田サトル)