カルチャー
遊郭の闇と光、女たちの情念を描く! 『吉原 華の乱』に渦巻く女世界
2013/03/12 15:00
通称「残グリ」の名で一部の女子に愛されているマンガ誌「まんがグリム童話」(ぶんか社)を知っていますか? 表紙にオドロオドロしく「いちばん残酷なグリム童話」と掲げられた、インパクト大のレディコミ人気ナンバー1雑誌です。豪華な作家陣も人気の理由ですが、なにより作品の世界観が秀逸。悪意、狂気、愛、憎しみ、嫉妬、エロスなど、人間のドス黒い感情が誌面に渦巻いています。「グリム童話」と謳っているものの、作品の題材は童話や都市伝説や歴史上の事件などさまざま。そして、今回紹介するのは色街・吉原に生きる女を描いた作品『吉原 華の乱』です。
継母・清により、吉原に売られた華子。花魁や遊郭で生きる人間を見下していた元令嬢の華子だが、妖艶な身体と性技で男たちを魅了し、1人の立派な女郎に育っていった。しかし、華子の胸中はいつも継母への復讐の炎で燃えていた……。吉原で遊女として生きる女たちの生き様と戦いを描く!
吉原の遊女の物語は、映画や小説にもよくありますが、もちろん「残グリ」でも人気の題材。中でも一番の人気を誇る『吉原 華の乱』が、今なら電子マンガサイト「Renta!」で1巻まるごと無料で読めるキャンペーン中。簡単な会員登録だけですぐに読めるから、気軽に試してみてください。
最終更新:2014/04/01 11:20