『キル・ビル』同窓会のタランティーノ&母親同伴のディカプリオ、来日秘話!
――海外セレブの来日プロモーション。本国ではパパラッチに追われる彼らも、日本では束の間の自由を謳歌! しかしそれゆえ、日本滞在をお世話するスタッフたちの苦労は多いんだとか。セレブの素の姿を知る関係者から話を聞き出し、コッソリお伝えする「スター☆マル秘報告書」!
絶賛公開中の西部劇『ジャンゴ 繋がれざる者』のキャンペーンで来日したクエンティン・タランティーノ監督とレオナルド・ディカプリオの「ジャンゴ組」。2人は別々の来日でした。親日家のタランティーノ監督は2月には来日していて、『ジャンゴ』のイベントに数々参加、インタビューも精力的に行っていたそうです。しかし、タランティーノはプライベートの用事も多いようで、“キル・ビル同窓会”なんてこともやっていたそうです。日本に友達がたくさんいる彼だけに、せっかく来たんだから、みんなと遊びたかったのかもしれません。
宣伝スタッフによると、タランティーノ監督のインタビューは、絶対に時間が押すんだそう。30分と決まっていても、延々しゃべっているので、終了時間が見えない。「韓国からも取材が来ていましたが、帰りの飛行機に間に合わない! と焦っている人もいました」とのこと。サービス精神旺盛ってことですが、タランティーノ監督を取材する時は、1日スケジュールを空けておく必要がありますね。
そして監督に続いて3月1日に来日したのは、今回、初の悪役を怪演したレオナルド・ディカプリオ。普通は映画公開前に来日をするものですが、レオの来日は公開日(3月1日)。それもこれも、ギリギリまでレオの返事がなく「今回は駄目かな」と思っていたところに「行く!」との返事が届いたからとか。さらに、記者会見の翌2日は土曜日。宣伝スタッフは、「普通、土曜日の取材ってあまり取材の方が来てくれないので避けるんですよ。だから今回も難しいかなと思ってます……」と超弱気です。しかし、レオの会見は記者もカメラもたくさんつめかけ「さすがレオナルド・ディカプリオ!」と宣伝部は驚愕だったそうです。
そして、会見が始まると珍しい光景が! 来日8度目のレオにとっては、勝手知ったる日本の記者会見。司会者に促されて、写真撮影、最初の挨拶となるのが一般的な流れですが、レオは登場するなり「はい、撮影開始」とばかりに壇上の中央に立ち、その後は通訳さんの横に座って、「日本に戻って来られてうれしいよ。日本が大好きだからね」(来日スターお約束の挨拶)と自らしゃべり、記者からの質問を待つという、完全にレオ主導の会見でした。来日の数ではトム・クルーズもレオに負けていませんが、トムでさえ、会見でここまでしません!
ちなみに一緒に来日したのは、お母さんとルーカス・ハース(『インセプション』でレオと共演)。会見で「両親を京都に連れてったことあるよ。両親に言わせると僕は寺院マニアなんだって」と言っていたレオ。今回は日本→韓国のキャンペーンなので、お母さんにアジアを見せたくて連れて来たのかもしれません。ルーカスはレオの来日にはもれなくついてくるお友達。そのほかにも、ずーっと前、『タイタニック』でレオが来日した時は、まだ新人だったトビー・マグワイアを連れてきていました。
超大物スターにもかかわらず、プライベートジェットではなくシンガポールエアラインで普通に来日して、仕事を終えたら、次の目的地・韓国へと旅立っていったレオ。宣伝スタッフも「時間に遅れることもないし、本当に仕事しやすかったです」と感動してました。
嵐のようにやってきてしゃべり倒したタランティーノ監督と、サクッと仕事をこなして去っていたレオという、親日家の「ジャンゴ組」でした!