日テレが『シューイチ』で打倒TBS! 日曜朝は関口宏VS中山秀征
1週間に放送されたテレビ番組の視聴率トップ20をおさらいしつつ、テレビ業界内外のニューストピックをザクっとまとめて振り返る! 数字とニュースの動向から明日の勝ち組が見えてくるかも?
日本テレビとフジテレビの4月からの番組改編が先日報じられた。日テレは、TBSの独走が続いている日曜朝の時間帯と、プライムタイム(午後7~11時)の強化を方針に掲げた。日曜午前8時から放送している『シューイチ』を30分前倒しして放送し、ご長寿番組『所さんの目がテン!』を日曜午前7時に移し強化を図る。また、プライムタイムにはウッチャンナンチャン・内村光良、有吉弘行、ロンドンブーツ1号2号・田村淳、TOKIO・山口達也それぞれの冠バラエティをスタートさせる。
フジテレビは、既に報じられているとおり、水曜午後10時にドラマ枠を復活させ、その一発目として嵐・櫻井翔主演の『家族ゲーム』を放送する。一方で、現在ドラマ『dinner』を放送中の日曜午後9時枠をバラエティ枠に変更するという。『家族のうた』で歴史的低視聴率を出した枠でもある。また、苦戦中の平日午後の時間帯の強化として、3月に放送が終了する『知りたがり!』枠に大塚範一と西尾由佳理のタッグによる情報番組『アゲるテレビ』をスタートし、平日昼から夕方にかけての視聴率を狙うという。
2月22~28日の放送を振り返ると、テレビ朝日とTBSが放送している『2013ワールドベースボールクラシック』が軒並み好調で、3月6日から始まる第1ラウンドの放送も高視聴率が期待されそうだ。4時間近い放送時間にかかわらず、15.0%を獲得したのは『緊急!池上彰と考える“巨大地震”…その時命を守るために』(TBS系)。瞬間最高視聴率は20.4%という高値で、昨今の池上彰への関心の高さがはっきりとわかる数字となった。TBSは、『ぴったんこカン・カン』も好調で、父、兄、弟が国会議員の石原良純が、高田純次を永田町に案内するという「ちょい不良オヤジぶらり旅」を放送し17.0%をマーク。
一方、フジテレビは『サザエさん』のみがトップ20にランクインし、日テレも『真相報道バンキシャ!』のみにとどまった。WBCの放送が本格的に始まり、『純と愛』(NHK)が最終回に向けて注目度が高まる中、この2局がどう数字を獲っていくのか、2012年度最終月の動向にも注目だ。
2/22~28 トップ20番組
1)WBC情報 18.8 (テレビ朝日系)
2)連続テレビ小説・純と愛(28日) 18.3 (NHK)
3)サザエさん 17.7 (フジテレビ系)
3)連続テレビ小説・純と愛(27日) 17.7 (NHK)
5)連続テレビ小説・純と愛(22日) 17.2 (NHK)
6)ぴったんこカン・カン 17.0 (TBS系)
6)2013ワールドベースボールクラシック壮行試合 日本×オーストラリア~京セラドーム大阪(24日)17.0 (TBS系)
8)2013ワールドベースボールクラシック壮行試合 日本×オーストラリア~京セラドーム大阪(23日)16.9 (テレビ朝日系)
8)連続テレビ小説・純と愛(25日) 16.9 (NHK)
10)NHKニュース7(25日) 16.6 (NHK)
11)首都圏ニュース84(25日) 16.2 (NHK)
12)連続テレビ小説・純と愛(26日) 16.1 (NHK)
13)鶴瓶の家族に乾杯 15.8 (NHK)
14)NHKニュース7(22日) 15.6 (NHK)
14)八重の桜 15.6 (NHK)
14)連続テレビ小説・純と愛(23日) 15.6 (NHK)
17)真相報道バンキシャ! 15.5 (日本テレビ系)
18)NHKニュース7(26日) 15.3 (NHK)
19)緊急!池上彰と考える“巨大地震”…その時命を守るために 15.0 (TBS系)
20)NHKニュース7(28日) 14.9 (NHK)
20)サンデーモーニング 14.9 (TBS系)
※ビデオリサーチ調べ、関東地区。15分以上の番組。単位は%