キスマイからTOKIOまで消えた”幻メンバー”の悲哀
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【2011年4月号より】
ジャニーズJr.の人気ユニットKis-My-Ft2のCDデビューが正式に発表された。昨年春の単独コンサートでは約13万8 000人を動員、ドワンゴで配信したオリジナル曲「祈り」「FIRE BEAT」が着うた月間ランキング1、2位を独占し、ファースト写真集は予約分だけで4万部を突破するなど固定ファンは多い彼らだが、一般的な盛り上がりはいまひとつ。5月のデビューに向け、事務所がどれだけプッシュしていくかに彼らの今後がかかっていそうだ。
さて、ここで注目したいのが、Kis-My-Ft2というグループ名。KAT-TUNと同じく、メンバーの頭文字からつけられた名前である。しかし、ひとり1文字なら7人じゃ合わない……と気付いた方は鋭い。実は彼ら、もとは8人グループだったのだ。
「現在『Ki』は北山の頭文字とされていますが、もともと『i』は飯田恭平というメンバーのイニシャルでした。前身ユニットKis-My-Ftから所属していた飯田は、06年に突如脱退。デビュー決定後もいまだに『飯田くんがいたら……』と嘆く古参のファンは多いですよ」(ジャニーズに詳しい記者)
長い下積み期間と紆余曲折を経てデビューに至るのがジャニーズの常。実は飯田のような「幻のメンバー」は、現在活躍中の先輩グループにも存在する。最も有名なのがTOKIOの元メンバー・小島啓だ。
「94年のデビュー直前、全国ツアーや松竹座での1日10回公演を成し遂げるなど人気絶頂だったTOKIO。そのときボーカルを務めていたのが小島くんでした。ところが、わずか2カ月後のデビュー会見の席に小島くんの姿はなく、ボーカルとして紹介されたのは、サポートメンバーとしてタンバリンを叩いていた長瀬(智也)くん。度肝を抜かれましたね」(TOKIOファン)
この突然の交代劇に当然ながら小島ファンの怒りは極限に達し、長瀬に生卵がぶつけられる……という事件も発生。また、V6のデビュー直前、「Myojo」(集英社)誌上でメンバーの一員として写真入りで紹介されながらも、メンバー入りできなかったのが元Jr.の原知宏。SMAPに坂本昌行や国分太一が出入りしていたり、KinKi Kidsが3人グループとして紹介された過去もある。
「ジャニー喜多川社長にとって一番大切なのが、その場の閃き。いくら人気グループに所属していても、正式にデビューするまで気を抜けないのがJr.の宿命なんです。『サプライズ好き』といえば聞こえはいいですが、ギリギリで外されたJr.とそのファンにしてみたらたまったもんじゃないですよね」(ジャニーズに詳しい記者)
ところが、そんなジャニー社長の「気まぐれ」を阻むのが、自身が乱立させてきた”頭文字ユニット”だ。 「これまで『Ya-Ya-yah』『K.K.Kity』『HisH』『mint』『いけこたいな』『OSSAN』などさまざまな頭文字ユニットが作られては消えていきました。メンバーを覚えやすいというメリットはありますが、人数を変えたり、メンバーチェンジさせづらいのが難点ですよね」(同)
(竹辻倫子&平松優子)
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