「産休を取る女はプロ失格」日テレアナウンス部長、ママアナへのパワハラ発言
昨年4月に年下の一般人男性と結婚し、2月1日に第一子となる男児を出産した日本テレビアナウンサー・石田エレーヌ。石田は2007年から『スッキリ!!』(同)のMCを担当していたが、産休のため昨年11月に番組を降板し、後任は入社1年目の杉野真実アナが務めている。石田本人は出産後も仕事を続けることを発表しているが、石田の日テレ復帰はそう簡単ではなさそうだという。
現在日テレでは、石田のほかにも杉上佐智枝アナが産休中で、担当番組の多い鈴江奈々アナも第一子を妊娠中のため、春以降に産休に入る予定だ。看板アナ不在といえる日テレだけに、石田の復帰を心待ちにしているかと思いきや、これに異議を唱える人物がいるという。
2月28日発売の「週刊新潮」(新潮社)によると、現在アナウンス部長に就いている元アナウンサー・木村優子は、石田の出産にあたり「産後は口が回らないから、大事な番組は任せられない」と話していたという。日テレ局員は同誌に「エレーヌもゴールデンタイムなどの番組で使われることはないでしょう。木村さんは“結婚、出産といえども仕事を休んで、同僚に迷惑をかけるのはプロのアナウンサーとは呼べない”と考えている人なのですよ」と、コメントしている。
「木村部長が妊娠したアナウンサーに厳しいのは、石田アナに対してだけではありません。以前は森富美アナも、職場復帰後すぐには、番組に出演させてもらえなかったとか。木村部長は未婚なので、働くお母さんの気持ちがわかりかねるのかもしれません。日テレは近年、羽鳥慎一、西尾由佳理、夏目三久など、人気アナウンサーの大量離脱が問題視されたばかりですが、こんなパワーハラスメントが横行している環境では、流出が続くのも不思議ではありません」(ワイドショースタッフ)
石田本人は出産前、知人に「夫の給料が考えていたよりも安かった」とこぼしており、産後仕事復帰する可能性は強いとみられている。しかし、「現場に早く復帰したいけど、帰る場所がないかもしれない。会社を辞めてフリーになりたい」と、心境を吐露していたという。
産休後、石田は再び日テレのトップアナとして活動することができるのか? また今後は独立してどこかのプロダクションに所属し、活動することになるのか? どちらにしても、日テレアナウンス室の“独裁体制”を変えない限り、アナウンサーたちのモチベーションは上がらないはず。これ以上の離脱を食い止めるためにも、現況を見直すことが最優先ではないだろうか?