マリウス葉のド天然レポーターぶりに、太田光も「これは化ける」と太鼓判!
「マリウスの放課後に乾杯」……なんだこのセンス。2月5日放送の、『爆笑学園ナセバナ~ル!』(TBS系)で、Sexy Zone・マリウス葉が担当する新コーナーが始まった。そのタイトル名が、冒頭のそれ。要するに、NHKの人気番組『鶴瓶の家族に乾杯』のパロディだ。コーナーが始まった途端、鶴瓶の番組のテーマ曲と同じ、さだまさしの「Birthday」も流れ始めた。
このコーナーは、<日本に来て1年半のマリウスがステキな放課後を発見するレポート(初)体験企画です>という紹介テロップの通り、現在中学1年生のマリウスが、地方の同世代の中学生たちと触れ合うロケ企画。マリウスレポーターの初々しさを前面に出した、「カワイイ~」という声が飛び交うような内容かと思っていたら、とんだ天然レポーターであることがわかった。
「ハロ~、マリウスです」
今回訪れたのは、香川県さぬき市。開口一番、
「僕、香川初めてなんですけど、サッカーの香川選手って、こっから来たんですかね?」
と、ものすごいことを言う。市内の中学校を訪れ、最初に会った女子3人組に、
「What class are you?」
と、なぜか英語で話しかけた。戸惑う彼女たちを見てつぶやくマリウス。
「英語は通じないんか……」
いきなり通じるところを探すほうが大変かと思うが。そんなわけで、改めて日本語で学年を聞いたのだが、「2年です」という答えに対しても、
「小学校2年生?」
見ればわかるだろう、マリウス。天然は続き、彼女たちがクラブ活動としてやっている「エアロビ」を、「エアロビン?」「ヘビロテ?」と言ってみたり。なんだか徹子の聞き間違えみたいなおかしみが漂ってきた。
さらに、<寒川町B&G海洋センター>という看板を見て、
「なんとかなんとかB&Gなんとかなんとかセンター」
と、漢字を全部「なんとか」で読み上げちゃう。この天然ぶりは強いぞ、マリウス。スタジオでVTRを見る爆笑問題・太田光も、そんなマリウスのレポートぶりを、「いいじゃないか、マリウス!」と絶賛だ。続いて、「うどん県」を自称する香川らしく、放課後にうどんを食べに行くというソフト部の女子行きつけのうどん店に向かう。ここでもマリウス、
「みんな、うどんは初めて?」
と、連れて来てもらったくせにド天然なことを、しかもどこかジェントルな感じに言う。「すごいな、マリウス」と、再び太田が感心。女子がオススメする、どじょうが丸ごと入った「どじょううどん」を食べることになるのだが、どじょう料理初体験のマリウスは、いけすで泳ぐどじょうを見て、
「ペットみたいなもんなんですね」
と言ったり、<まさか毒味を……!?>とテロップでもツッコまれてたが、「じゃあ、やって」と、案内してくれた女子に先に食べさせたりと、なかなかの王子様っぷり。だが、それをスッと自然に、なおかつイヤミがまったくなくできるところは、生まれもってのものなのか。
女の子の「おいしい」という感想を聞いてから一口食べるのだが、口を押さえた後、手元のお茶をぐいぐい一気飲み。その姿に、「なんか言え!」「マリウス!」と、スタジオが総ツッコミ。お茶を飲み干してからの……
「おいしい!」
に、再びスタジオ出演者たちが「ウソつくんじゃない!」「失礼だぞ!」と、一斉にツッコむ。その後も天然レポートは続き、続いて男子たちと一緒に行った、奈良時代から続くというサウナ式の「から風呂」というお風呂で、薪の炎がメラメラと燃え上がってる釜を指差し、
「ここ入るの?」
と言ったり、「から風呂」に入ってからも、
「壁とか触ったらもう、死ぬでしょ」
と言い、
「死にはせん!」
と、中学生に普通にツッコまれていた。終始絶賛の太田は、「このコーナー化けるわ」と、太鼓判。今後、番組の起爆剤になっていく可能性は十分ありそうだ。
Sexy Zone結成から1年ちょっとだが、マリウスがこんなにバラエティ向きの隠れた逸材だったなんて、ちっとも知らなかった。この天然ぶりを活かしたトーク番組『マリウスの部屋』、または、『徹子の部屋』(テレビ朝日系)そのものに出たら、どんなことになるのか見てみたい。
(太田サトル)