向井理&国仲涼子は本物のカップルだった!? それでも芸能記者が無関心のワケ
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第160回(1/25~29発売号より)
原子力規制委員会は敦賀原発2号機下の断層が「活断層の可能性が高い」と発表したが、これに対し日本原電は大反発、またぞろ原発再稼動賛成の経済界と一緒に巻き返しを画策している模様である。規制委員も「慎重に対応」など、その弱腰の対応ぶりから何らかの圧力があったとの見方も強い。まったく、である。あれだけの事件を起こしても誰も責任を取らない。だからこそ、いまだに原発推進派はこんなふざけた態度をとり続けられるのだろう。体罰の桜宮高校の関係教師と同様、利権を死守しようとする原発ムラ関係者を一掃する方法はないものだろうか。
1位「向井理 国仲涼子 あら、やっぱり! 愛犬連れ『合鍵お泊まり』!」(「女性セブン」2月7日号)
2位「総力取材!!アルジェリア人質殺害事件『家族再会』慟哭の現場~遺族が無念と怒りの独占告白!『息子の変わり果てた姿は…』」(「女性自身」2月12日号)
同2位「アルジェリア人質事件 遺族の生活はどうなるのか……」(「週刊女性」2月12日号)
3位「西山茉希 “DV恋人早乙女太一”との別れを決めた小栗旬夫妻『ハワイ挙式』招待状」(「女性自身」2月12日号)
いつまで続くのか!? 「セブン」が向井理と国仲涼子の湘南&都内デートを報じたのが昨年12月だった。そして再び「セブン」が報じたのが2人の“合鍵お泊り”愛である。1月中旬の夕方、愛犬を連れた国仲が都内の向井の自宅マンションに入る。それから3時間後、向井が帰宅した。家主がいないのに国仲がマンションに入れたのは合鍵を持っているということらしい。そしてこの日2人が外出をすることはなく、翌日朝、まずは向井が仕事のため外出、国仲が出てきたのはそれから4時間後のことだったという。
さらにこの向井のマンションは昨年引っ越したばかりの新居。以前のマンションはペット不可だったが、国仲が愛犬を連れてこられるように、わざわざペット可のマンションに引越した模様だという。さらに、さらに。昨年「セブン」が2人のデートを報じた際、インテリアショップ「IKEA」で購入したのは布団シーツとベッドカバーという寝具系だった。ほかの女が使ったかもしれない寝具を使いたくない、というのも女心である。そんな女心をきちんと受け取る向井。うーん。これらを総合すると予想に反し、結構マジな雰囲気となりつつあるのか!? 『ゲゲゲの女房』と『ちゅらさん』カップルという必殺NHK大物カップルはホンモノなのか!?
いや、やはり納得できない。向井は共演者キラーとして「広く浅く」だし、国仲だって2009年には上地雄輔と、10年には関ジャニ∞の安田章大とゴルフデートが報じられたが、結局長く続かなくて自然消滅したといわれている。そんな淡白な2人が長く続くはずはない(と思う)。かなりの大物カップルのはずだが、芸能記者たちもこの2人のことは意外に無関心だ。考えるとこの2人、DVや浮気、不仲などで大騒ぎするタイプではなく、優等生的イメージ。2人共そうなのだから、モメたりドロドロしそうにないし、だから芸能情報的にもまったく面白くない。なんてカップルなんだ――。
アルジェリアで起こった凄惨な人質殺害事件。10名もの日本人が亡くなったのだから、日本は怒りを露にして、これを大きく報じたのも当然だろう。しかしそれらの報道や、政府、また日揮の対応の中には違和感を持つことも少なくなかった。まずは安倍晋三首相が「何の罪もない人々が犠牲になった」と、ことさら強調していたことだ。これはかつてイラク人質事件において、当時の小泉純一郎首相が「自己責任」を強調したことを思い出さずにはいられない。イラク人質事件では、3人のボランティアなどの救出で公務員が動いたことに「税金のムダ使い」などという批判もあったほどだ。
海外で仕事をする日本人を守ることは、日本政府として当然のことだ。しかし、邦人保護は決して企業戦士にだけに与えられるものではない。ボランティアだろうがジャーナリストだろうが、NPO関係者だろうが観光客だろうが同様のはずだ。邦人保護は国家の義務だから。そこに差別や選別があっていいわけがない。しかし安倍首相の言葉を聞くと、どうもそうではないらしい。「国益のために働いている人」だからこその厚遇に思えてならない。
さらに日本政府はこの事件を契機に、海外の“日本企業”防衛のため自衛隊を派遣できるよう、自衛隊法を改正することまで口走っている。そもそも1970年代まで、アラブ世界では日本人は“友人”であった。しかし対米追従でのイラク自衛隊派遣以降、日本人のイメージは悪化の一途を辿っている。アラブの感情を無視し、テロだけを声高に批判するのでは問題は解決しない。今回の人質殺害もこれらが遠因となっていた可能性は否定できないが、そうした背景を検証するどころか無視し続けている。さらに日本人被害者ばかりを取り上げているドメスなマスコミ報道も相変わらずだ。そもそも、日揮では外国人スタッフ6人が死亡し、1人は安否不明なのにもかかわらず、その扱いはあまりに小さい。また被害者はテロリストに殺されたのか、それともアルジェリア軍の制圧によるものなのかなど、検証すべきことは山ほどある。
また今回、大きな問題となったのが実名公表だった。政府はかなり後になるまで被害者の実名を伏せ、日揮は現在でも被害者リストを非公開にしている。もちろん被害者家族へ、メディアが殺到する事態を懸念したこともあるだろうが、それだけなのか。その答えの一端が「自身」と「週女」の記事にある。「自身」は亡くなった内藤文司郎さん(44)の母親のこんな言葉を掲載した。
「日揮の方は『これを伏せてくれ、これを伏せてくれ』、『マスコミに巻き込まれないようにしてくれ』って言うんだけど、私の気持ちは通じなかった。私は外に出て大きな声で叫びたい」
これは他メディアでも何度も報じられたものだが、メディアに訴えたい遺族はいる。実名を隠蔽すれば、こうした被害者家族の訴え、政府や日揮の対応、情報収集能力のなさの検証も出来なくなる。さらに「週女」も興味深い。遺族への今後の補償について検証した記事だが、その中で日揮の広報部長のコメントが掲載されている。
「会社としては氏名も公表していないのに、死亡補償がいくらかなんて言えるはずがないでしょう」
語るに落ちたとはこういうことだろう。「週女」もこのコメントを受け、「個別の金額を知りたいわけではない。氏名非公表のうやむやにまかせて、遺族の方が万が一、ほったらかしにされたら」と危惧を記している。もっともな話だ。日揮の広報や社長の会見は、例えば巨大事故を起こした東電などに比べれば何千倍もまともだった。しかし今回の惨事で、政府、マスコミ、日揮のさまざまな問題が露呈したことも、私たちは冷静に見つめなければならない。
ついにDV男・早乙女太一と別離を決めた西山茉希だが、その別離の仰天理由が「自身」に掲載されている。理由は小栗旬・山田優夫妻のハワイ挙式だったらしい。ハワイ挙式に共に招待された早乙女と西山。早乙女は小栗とは兄弟のような仲で、西山は山田と「CanCam」(小学館)時代からの大親友らしい。しかし、早乙女は仕事のため出席は無理。そこで早乙女は「僕は行けないけど、楽しんで」とは、決して言わなかった。「俺が行かないのに何で行くの!?」と引き止めたのだとか。キレた西山はもちろん挙式に参加したが、それにしても早乙女、なんとダメでバカな男なのだろう。DV癖と束縛癖のある男。いや、ここまでくると恐怖さえ感じる。次はきっとストーカーになるに違いない。怖い。