嵐・相葉雅紀の実家グッズは嵐も公認!? 事務所関係を実母が告白
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第159回(1/15発売号より)
今週の「女性自身」(光文社)に興味深い訂正記事が掲載された。1月1日号の「長谷川理恵『理子ママには負けない』」記事についてである。<訂正とお詫び。「今年2月に妊娠」「夫とケンカが絶えない」「東尾理子さんをライバル視」などは事実ではなく、長谷川理恵さん並びにご関係者の方々にご心痛をおかけしたことをお詫び申し上げます>。本欄156回でもこの記事を取り上げ「意地悪な構成」と記したが、長谷川にとっても抗議しないと気が収まらないほど意地悪な記事だったのか(笑)。「自身」を引用した筆者もついてに<お詫び>しておこうっと。
1位「相葉雅紀 実母初告白『迷惑ならやめます』の嵐愛」 (「週刊女性」1月29日号)
2位「益若つばさ 『長男の未来守るため――』涙の再出発!“自己愛”夫への愛が消えた日」(「女性自身」1月29日号)
3位「CHIE ’13年ブレイク必至の新生スピリチャルカウンセラー 小森純“ぺニオク”、河本準一“突発性難聴”…次々的中で芸能界を席巻!」(「週刊女性」1月29日号)
※「女性セブン」は正月変則発売でお休み
ネットやサイゾーウーマンでもすでに話題になっている嵐・相葉の実家問題だが、ついに活字メディアにも伝播した。それが相葉の両親が経営するのは千葉市の「チャイナハウス 桂花楼」問題だ。「週女」ではイニシャルの配慮をしているが、ネットでは広く知られた店名なので実名で記す。
これまで、相葉以外にもジャニーズ・タレントの実家が飲食店を営んでいることは少なくなかった。SMAP・木村拓哉の母がかつてイタリア料理店を経営したり、小さな料理屋や有名飲食チェーン店オーナーの親もいる。しかし、相葉親のケースがほかとは異なったのが「息子の存在を全面にアピール」していることだった。店内には嵐関係のポスターが飾られ、客層の多くがジャニーズファン。平日ランチでも、朝10時の受付開始直後に満席になるという盛況ぶりだという。両親と実弟が働く庶民的な中華店だから、盛況ぶりはよきことである。母親も大層フランクな人らしく、遠方からわざわざ来店した客たちに“相葉クンエピソード”まで話してくれるというサービス精神。それはファンも集まるだろう。そう、それだけだったら問題ないのかもしれない。だが、どうやらこのママはそれだけでは飽き足らず、2年以上前からオリジナルグッズの販売まで始めたのだ。携帯ストラップ、アクセサリー、Tシャツ、ファーのバッグチャーム――。あくまで嵐とは関係なく、中華店のオリジナル商品で値段は2,000円弱だというが、千葉の庶民的中華料理店のグッズとしては高いし、どう考えても相葉ファン狙いなことは明白である。さらに店舗販売だけではなくネット販売まで始めてしまったのだ。
「週女」でも、「嵐グッズではなくあくまで(中華店)オリジナルグッズなので事務所も黙認しているのでは」とあるが、実際には何度かジャニーズサイドから警告があったらしい。また、昨年持ち上がった東京スカイツリー進店問題(サイゾーウーマンで既報)でも、ジャニーズサイドは「出店すれば相葉が嵐を辞めることになる」と、怖ーい脅し文句でそれを潰したともいわれる。
そこまで事務所がナーバスになっているこの問題。そこでキーマンである相葉ママに「週女」が初直撃した。最初は「事務所から取材は受けないよう言われている」と言っていたママだったが、持ち前のサービス精神、客商売ゆえ、しゃべらないのは無理というもの。そして「(事務所から)一回も苦情は言われたことはないですよ」と事務所とのトラブルを否定、グッズと相葉は無関係であり、ネット通販を始めたのもネットオークションでグッズが高額で売られていたことがショックで、あくまで正当な価格で入手してほしいとの気持ちだったからだと語ったのだ。さらに「(事務所のほうからも)まったく問題はないと思いますし」と勝手に解釈し、「迷惑がかかっているのなら、すぐにでもやめますよ」と言い切った。
したたかで商魂逞しく、人情味溢れる地方都市の中華料理屋のおばちゃんといった相葉ママ像が浮かび上がる。メディア支配は得意なジャニーズ事務所も、こうしたタイプにはなかなか手出しができない、コントロール不能で苦手な相手なのだろう。圧力に負けず頑張れ、相葉ママ!(ただ相葉ママが取材に来たのが「週女」であり、その「週女」はジャニーズにとってNG媒体だと知っていたのだろうか――そんな疑問と心配だけは残ったが)
1月14日、かねてから離婚危機がうわさされていた益若つばさが、自身のブログと事務所からの文書で離婚を発表した。翌日発売の「自身」がこれを報じていることから、先手を打って自ら発表したと思われる。最近本当にこういうケースが多発しているが、まあ、それはいい。ともあれカリスマモデル・益若と、夫でありモデルだった梅田直樹が離婚した。結婚から約6年での離婚で、その間に長男(4歳)が誕生している。
この2人の離婚劇を見ると、梅田のお子ちゃまぶりばかりが目立つものだった。そもそもカリスマモデルの妻と、凡庸なモデル夫の格差婚。格差婚は男がしっかりと自分を持っていないと続かない。世間からの偏見を平然と流すくらいの度量と覚悟、多忙な妻への敬意と配慮。だが、梅田はそもそもそういう男ではなかったらしい。イクメンを実践しようとしたが挫折し、2011年には「もっと広い世界が見たい」と「men’s egg」(大洋図書)のモデルを辞めた。同時期のTwitterには、「できれば、僕の事はもう忘れてください」と書き込む。自己逃避なのか、自分探しなのか、その両方なのか(自己逃避と自分探しはイコールか)。「自身」によれば、昨年秋には仕事もお金もないはずなのに、飲食店を経営しようと高級物件を物色していたという。あーあ、ここにも残念な男が。
さらに、益若が離婚を発表した直後には、1年3カ月ぶりにブログを更新し、「色んな記事を書いてくれましたね。中には僕がヒモだとか、夜遊びや女遊びをしているかのような記事もあるましたが、心当たりがなさすぎてビックリしましたし、すごく傷つきました」と被害妄想を募らせ、さらに「真実は全て墓場に持っていきます」「二度と結婚はしません」とあたかも益若サイドに非があることを匂わせる卑劣ぶりを発揮した。そして「ボランティアだったり、いじめをなくしていく活動は違う形でこれからも続けていきたい」と芸能界引退を宣言したのだ。なんとも感じの悪い“自分探し男”である。益若はまだ27歳、早く別れて正解だ。
正月、細木数が久々にテレビに登場し“不景気にはオカルト”と話しているのを呆れ返って見ていたが、同じく年末年始番組でよく見かけたのがCHIEなるスピリチュアル女子大生だった。そこで彼女が言い当てたことを、オカルト好きの「週女」が「時代を救う」などと持ち上げている。
いわく、小森純のペニオク騒動を事前に言い当てた、次長課長・河本準一が誰にも言っていなかった突発性難聴を指摘、バイきんぐ・小峠英二、南海キャンディーズ・山里亮太、SMAP・中居正広の自宅を透視――ってオイオイである。そもそも小森については、「この先、いろんなことが降りかかってくる」なんて、どうとでも取れる抽象的な指摘だし、小森のキャラから考えると誰でも言える話。河本の難聴にしても、河本自身「耳がキーンとする」とその不調を前から訴えていた。さらに芸人の自宅インテリアや風景なんて、スタッフやマネージャーから事前リサーチが可能なものばかり。どうしてこういうインチキな輩が次から次へと出現し、メディアはそれを持ち上げ続けるのだろう。信じる読者や視聴者がいるからか!? メディアリテラシーなどという問題以前の度し難いアホ現象である。