プレイボーイ俳優の豚愛やボクシングチャンピオンの鳩愛も！ セレブの奇妙なペットたち
出演作の興行成績やどこまでも追いかけてくるパパラッチなど、日常的にプレッシャーにさらされているハリウッドのセレブたち。そのストレスを軽減するため犬や猫をペットとして飼う人が多い。動物は人を肩書や見た目で判断しないため、一緒にいるだけで癒やされるからである。時には金銭に糸目をつけず、自分が好きな動物をペットに迎える者も。往年の大スターも、エルビス・プレスリーはカンガルーを、オードリー・ヘップバーンは鹿を飼っていたことで知られている。今回は、エルビスやオードリーのように、変わった動物をペットとして飼っている「セレブの奇妙なペットたち」をリストアップしてみた。
■ジョージ・クルーニーの「豚」
ハリウッドきってのプレイボーイとして次々と女性を替えているジョージ・クルーニーが、最も長く生活を共にしているのは、体重135キロの愛豚マックス。現ジョン・トラボルタ夫人であるケリー・プレストンと交際していた1988年に彼女からプレゼントされたもので、破局後も一緒にベッドで寝るなどして大事に育てた。車庫入れしようとした友人が誤って轢くというアクシデントもあったが、18歳で天寿を全うした。死因は老衰であり、豚としては長寿だった。ちなみに2匹のブルドッグも飼っていたが、ガラガラヘビにかまれ、命を落としている。
■ミーガン・フォックスの「豚」
昨年出産したミーガン・フォックスも、豚をペットとして飼っているセレブの1人。「飼う前は豚肉を食べていたけど、今は無理ね。豚が殺されてホットドッグや朝食のハムとして出されてるって考えただけで悲しくなる。豚は人間じゃないけど、多くのことを理解できるし、感情もあるのよ」と豚を食べないよう、世間に訴えている。
■マイケル・ジャクソンの「虎」
2009年に急死したマイケル・ジャクソンのペットといえば、どこに行くにも一緒だったチンパンジーの「バブルス」が有名だが、ネバーランドに住んでいた頃は、バブルスのほかにも多くの珍しい動物を飼っていた。中でも一際目立っていたのが虎のスリラー。98年生まれのスリラーは、赤ん坊の頃に兄弟のサブと共にマイケルに引き取られ、彼がネバーランドを去る06年まで共に暮らした。
スリラーはサブと共に、女優のティッピ・ヘドレンが立ち上げた野生生物動物を保護する施設に預けられた。豪華なすみかまで作ってもらったものの、マイケルは一銭も払わず会いにも来なかったと、ティッピは怒りをあらわにしている。スリラーだが170キロまで成長し、13歳の時肺がんでこの世を去っている。なおバブルスも施設で暮らしており今なお健在だ。またマイケルは、コアラも飼っていたことがあり「手当たり次第」だと批難された。
■コートニー・ラブの「カメ」
自由奔放な生き方で知られるコートニー・ラブ。娘から「家事など一切やらない母親。ペットの猫もごみの山の中で死んでた」と暴露されたことがあるが、猫だけでなくカメもペットとして飼っている。カメなら大した世話をしなくてもいけると思ったのか、はたまた信仰している創価学会の仏教的なイメージに合うと思ったのか、なぜカメなのかは明かされていない。Twitterにベッドに横たわり頭にカメが鎮座する不思議な空気の流れる写真を公開し、ファンを多いに戸惑わせた。
■レオナルド・ディカプリオの「カメ」
独身貴族であるレオナルド・ディカプリオも、ペットにカメを選んだセレブである。彼は10年に10歳のケヅメリクガメを購入。専門店に「店で一番大きなケヅメリクガメが欲しい」とリクエストし、17キロのものを手に入れたとのこと。値段は意外と安い400ドル（約3万5,000円）だったと伝えられている。
■リース・ウィザースプーンの「ロバ」
女優として才能があるだけでなく、的確なコメントでハリウッドのご意見番的存在になっているリース・ウィザースプーン。彼女の最愛のペットはロバ。友人が飼っているロバに触れ合ったのがきっかけで大好きになったそうで、10年に2匹のロバを購入。ホンキー、トンキーと名付け「従順でスイートなのよ」とベタぼれしている。
なお、リースは11年に「ペットの鳴き声がうるさい」と近隣住民たちから抗議を受けたが、ロバのほかにも豚2匹、ヤギ3匹、鶏約20羽、犬3匹にポニーもいるため、どの動物がうるさいのかは不明である。
■ケリー・クラークソンの「ヤギ」
先日婚約を発表し、幸せの絶頂にいる、『アメリカン・アイドル』初代チャンピオンのケリー・クラークソン。彼女は動物好きで知られ、テキサスにペットを育てる広大な敷地を購入。犬、馬、ポニー、豚を50匹ほど飼っている。テキサスではロバが捨てられることが多いそうで、身寄りのないロバを受け入れようとも考えているとのこと。ちなみに11年のクリスマスにヤギをプレゼントされ、大喜びした彼女は「ビリー・ジョエル」と名づけた。
■ニコラス・ケイジの「キングコブラ」「タコ」
ヨットにジェット、古城、島、50台以上の高級車など、欲しい物全てを手に入れ金欠になったニコラス・ケイジ。キングコブラを2匹とタコを飼っていたこともある。キングコブラにかまれた時のために血清注射もきちんと常備していたとのことで、そこまでしても蛇の王者を飼いたかったようだ。なお、タコに関しては「役作りのために必要なので飼うことにした」と明かしている。
■クリステン・スチュワートの「狼犬」
映画『トワイライト』シリーズのヒロイン、クリステン・スチュワートの最愛のペットは狼犬。ハスキーやシェパードをオオカミとを交配させた犬種で、野生味が強く警戒心も強いので、飼いならすのは難しいとされている。しかしクリステンは無償の愛を注ぎ、服従させることに成功。彼女の足元でくつろぐことが多いそうで、「怖い顔をしているけど、とってもスイートなの」とうっとり。「ハンターが狼狩りをすることには反対」とも発言している。
■パリス・ヒルトンの「キンカジュー」
愛犬であるチワワの「ティンカーベル」をアクセサリーのように抱える姿がよくパパラッチされていた、パリス・ヒルトン。05年に、肩に見かけない小動物を乗せて練り歩く姿が激写されるように。ラスベガスで購入した中南米産のアライグマ科の小獣、キンカジューである。パリスはこのキンカジューを「ベイビー・ラブ」と名付け、腕をかまれても動じることなく、破傷風の注射を打ってかわいがり続けた。しかし、カリフォルニア州ではキンカジューを飼うことを禁止されており、警告を受けたため、06年に泣く泣く手放している。
■マイク・タイソンの「鳩」
シングルマザーに育てられイジメれっ子だったマイク・タイソンは、幼い頃から伝書鳩を育てることで心を癒やしてきたという。怖くて立ち向かえなかったいじめっ子に初めて殴りかかり叩き潰したのも、大切な鳩を取られたからだった。「鳩はオレにとって最愛の友人。大事な存在だ」と公言するマイクは現役を引退した今、鳩の飼育に多くの時間を費やしており、リアリティ番組まで制作。来日した際、神社の鳩をいとも簡単に両手で捕まえ日本人を驚かせたことがあったが、鳩の習性を知り尽くしたマイクだからこそできる業だったのである。なお、マイクは虎を飼っていたこともある。
ほかにも、マシュー・マコノヒーのカラフルな「オウム」、ヒュー・ヘフナーがプレイボーイマンションで育てている「フラミンゴ」、カーダシアン家の「チンパンジー」、カントリー歌手ケリー・ピックラーの「サル」、ヴァニラ・アイスのカンガルー科の「ワラルー」などなど。
ペットは大切な家族の一員。亡くなった後、ペットロスに陥るセレブも多いという。ジョージ・クルーニーは、愛豚マックスの死に激しく落ち込み「オレにとっての豚はマックスだけ」と、もう二度と豚は飼わないと宣言している。