関ジャニ∞・横山裕が「さすが」と高評、お年玉をくれなかった先輩とは?
ジャニーズ事務所では、毎年新年に、先輩から後輩へお年玉を渡すのが恒例となっている。以前、タッキー&翼の滝沢秀明が、『愛・革命』の出演者約180人にお年玉を渡したと告白し、ファンの間で「総額いくらなのか?」と話題になったことも記憶に新しい。そんなジャニーズ恒例のお年玉をめぐって、ある攻防戦が繰り広げられていたことが、1月10日放送の『関ジャニ∞横山裕・村上信五のレコメン!』(文化放送)で語られた。
2013年初の生放送となったこの日の放送は、オープニングから、関ジャニ∞が初出場を果たした昨年末の『NHK紅白歌合戦』の話題に。横山と村上は、まず『紅白』の注目度の高さに感動したと語り出し、「ただただ楽しかったな~」(横山)としみじみ初めての『紅白』を振り返った。その後、ファンとしては気になる「楽屋話」が語られることになったのだが……
「TOKIOさんと楽屋がむっちゃ近くて。むちゃくちゃお年玉せびりましたよ。まぁせびりました。後輩ながらあっぱれやなと思うぐらいやりました。なんと今年、国分太一さんからお年玉いただきました! ありがとうございます」(横山)
なんでも、横山と大倉忠義と国分の3人でテレビを見ていた時、同席していたディレクターが、国分に「太一さん、あの、後輩の方にお年玉とかあげたりしないんですか?」と質問したんだそう。それをきっかけに、横山が、ここぞとばかりに国分にお年玉を要求。国分はカメラが回っていることもあり、500円を手渡したものの、ここでおとなしく下がらないのが横山。「いいですよ500円でも。かっこ悪いっしょ? 茶色いの渡した方がええんとちゃいます?」と迫り、見事お札をゲットしたのだという。
しかし、国分の悲劇はまだまだ終わらない。国分が「お前さ、ほかのメンバーに絶対言うなよ。(関ジャニ∞は)人数多いんだから。もう2人だけにしとけ」と告げた瞬間、大倉が大声で「(錦戸)亮ちゃ~ん!!」と絶叫。錦戸が現場に駆け付け、横山が村上を呼び、結局国分は4人にお年玉を渡すはめになってしまったのだ。
こうして、関ジャニ∞の話術と連携プレーにまんまとひっかかった国分だが、その被害はほかのTOKIOメンバーにも拡大。
「そしたら、ひょろひょろ~って長瀬(智也)君が来はったんすけど。もうこれはチャンスやと。ゆうことで、『長瀬君、太一君からお年玉いただきました。長瀬君はいいんですか。僕らは別にいいんですけど』って」
そんなせびり方をされたら、長瀬も断るに断りきれず、横山たちは長瀬からもお年玉をゲット。さらに、調子をよくした横山たちは、国分からの「リーダーにも言え!」というけしかけに乗り、その標的を城島茂に定めることに。一部では「ケチ」とも言われている城島だが、国分、長瀬がお年玉を渡したと聞けば、TOKIOのメンツを守るためにも、出さないことはないだろうと思えるのだが、
「よう言うわそんなん~、僕がほしいわ~」
と逃走。もう一度お願いするも、「だからゆうたやん。もうないって。君らの方がいっぱい持ってるんちゃうん。お金持ってるや~ん」と、またもや「こそこそっ」と逃走されてしまったんだとか。さらに、『紅白』終了後に、ダメ押しをしても、笑顔で「お疲れさ~ん」と言われてしまったという。
横山たちのしつこいせびりにびくともせず、結局お年玉を渡さずじまいだった城島。先輩として株を落としてしまったのではと思わずにはいられないが、意外にも横山と村上は、あらためて城島の偉大さを痛感したのだそうだ。
「リーダーは裏切らなかったですからね、最後まで」(村上)
「いや、俺らの勝手な予想やけど、城島君はあげてもいいと思ってはると思うねん。でもやっぱりその面白さというか、リーダーをつき通したというか」(横山)
「僕ら最後みんな笑って帰りましたもんね」(村上)
「いやもうあんな面白いことないわというか。さすがやなってみんな言いましたから」(横山)
この横山と村上の意外な城島評の裏には、『紅白』初出場の関ジャニ∞メンバーの緊張を、TOKIOがほぐしてくれたことへの感謝があったようだ。横山は「ああいう先輩にならなあかんと思ったわ」としみじみと語っていたが、今後後輩グループが『紅白』に出演することになった時、果たして関ジャニ∞メンバーは、どんなユーモアある励まし方をするのか。ファンとして楽しみにせずにはいられないだろう。