美談仕立てはエイベックスの画策? 浜崎あゆみ、スピード破局の計算
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第158回(1/4~8発売号より)
あけましておめでとうございます。思えば例年、年末年始には世間を騒がす芸能ネタが発覚することが多かった。古くは宮沢りえと貴乃花の破局に安室奈美恵とロンブー・田村淳の熱愛、山路徹、麻木久仁子らの三角関係などだが、今年は超ド級といえるほどのネタはまだ、ない。いつ、どんなネタが勃発するのか!? 今年も楽しい芸能スキャンダルを期待しています!
1位「あゆ 45日め苦渋の決断 公私混同批判に恋人を子供の元へ」(「女性セブン」1月24日号)
2位「息子1年9か月破局の裏で 仁科亜季子も再婚夫とすでに『別居』スピード離婚へ」(「週刊女性」1月22日号)
3位「赤西仁 ついに再開!“深夜の”クラブ遊び」(「週刊女性」1月22日号)
昨年の正月に前夫・マニーと離婚した浜崎あゆみだが、今年も正月早々、別離報道で幕を明けた。恋人でバックダンサー・マロともう別れたらしい。昨年11月に交際宣言してから45日というスピード破局。「セブン」によればその理由の1つが、ファンからの「公私混同」という批判の声だったという。アルバムのジャケ写にマロを登場させ、テレビ番組にも一緒に出演させたなど批判が相次いだため、年末のカウントダウンコンサートからマロを降板させ、マロはあゆのマンションから出て行ったという。ってか、マロはあゆのバックダンサーだから、ジャケ写やテレビに出演するのは当然だし、そもそも付き合っていることこそが公私混同である。だから批判は最初から織り込み済みだろうし、そんな理由で別れるとはあゆらしくない。そんなタマではない。腑に落ちない。
とはいえ、マロはあまりにも背景がややこしい男であった。当初は年上ダンサーの妻と離婚訴訟中だったし(後に離婚成立)、ほかにもオンナがいて子どもまで産ませていた。完全な“不良物件男”である。だから所属事務所のエイベックスも、「2人の交際を苦々しく思っていた」(芸能関係者)らしい。さまざまな手を使って別れさせる工作をしていたという情報がある。ファンからの批判の声だってその一貫だろう。そんな工作が功を奏し、マロと別れさせるのに成功した。そして仕上げが「セブン」に掲載されている“マロの親子写真”ではないのか。
昨年末、マロは元カノと、彼女に産ませた息子と会っていた。「セブン」はその時の“親子スリーショット”写真を撮影し掲載しているのだが、この写真、とっても怪しいのだ。マロと元カノ双方が、写真を撮られているのを知っているかのように、不自然でぎこちない。すでに別れた2人だからぎこちないのは当然かもしれないが、しかし記事にはこんなエピソードが記されているのだ。「マロは息子を抱っこしたり、膝の間に座らせてケーキを食べさせていた。さらに息子をぎゅっと抱きしめたり、高い高いをしたり、頬をくっつけてあやしていた」――。これまでの報道からは想像できない、子煩悩なマロの様子が描かれているのだが、問題の写真にそんな雰囲気は微塵もない。子煩悩エピソードと写真には大きなギャップがある。さらに文章もマロを責めるわけでもなく、あゆを妙に持ち上げて別離を美談に仕立て上げている。あゆをコントロールしきれていないといわれるエイベックスだからこそ、こんなストーリーが思い描かれる。芸能界ってそんなところでしょ!?
スピード離婚した息子の克基に続き、母親の仁科亜希子もスピード離婚か! と報じたのは「週女」である。記事によれば、仁科は2年前に大手広告代理店の夫と結婚したが、現在は別居しており、離婚へ向けた話が進んでいるらしい。理由は、すれ違い生活で会話が減り、冷え切った関係になり、夫が家を出て行ったのだとか。熟年結婚は難しいのか、と思いきや、仁科には既に別の男性の影があるというのだからビックリである。しかも、その男性とはクリスマスイブを共に過ごしていたという。やるなあ。
仁科のお相手は、50代と思しき白髪のお洒落でダンディな男性。この男性はクリスマスイブの夕方、仁科を自宅まで車(オレンジ色の外車!)で迎えに行き、銀座の有名イタリアンで食事をしたという。仁科はこの男性に微笑みかけ、いとおしそうに見つめるなどまるで恋人同士のようだったらしい。なんだかバブル期のようなイブ・デートだ。
しかもこのイタリアンは予約が難しい人気店で、2カ月前には予約しなくてはいけない。イブならなおさらで、10月下旬には予約したのだろうと「週女」は推測する。要するに、「週女」は2人の関係が“本格的”、かつ最低でも10月から続いていると匂わせているのだ。記事には別居時期が明記されていないが、別居前だったら“不倫”疑惑も浮上するということだろう。仁科亜季子59歳、恐るべし熟女パワーである。そこで気になるのがこの男性の素性である。「週女」はそれを特定していないが、「仁科の同級生」ではという一部情報がある。もしそうであれば、さらにややこしい。というのも、仁科は8年ほど前、「フライデー」(講談社)で同級生だった医師との不倫疑惑が報じられているからだ。もし同一人物だったら――再婚前から続いている関係なのだろうか。これまで、元夫の松方弘樹の女好きばかりがクローズアップされてきたが、実は仁科も負けていなかった! 今年も熟女は元気だなぁ、と認識させてくれた仁科母の別居報道であった。
結婚して子どもが誕生して以来、遊び歩かなくなったという赤西仁が久々に姿を見せた。昨年末、麻布十番で行われた弟の誕生日パーティで、関ジャニ∞・錦戸亮や山下智久と一緒に朝方まで飲んで騒いでいたらしい。「子育ての合間の息抜きが夜遊びというのも、彼らしいというか…」と、「週女」ではそれを咎めるようなコメントも掲載されているが、そんなに目くじらを立てるようなことではないと思う。だって赤西クンは仕事はないし、ヒモのような生活をしているのだから。しかもそんな赤西の苦境は、赤西本人だけでなく家族をも直撃している。というのも昨年、赤西の両親が経営する通販サイト会社が、都内一等地から地方へ都落ちしたのだ。もちろん、息子・赤西の苦境の影響からだ。そんなこんなで、相当なストレスを溜めているに違いない赤西。この日、誰が会計をしたかは不明だが、山Pや錦戸が気を利かせて奢ってくれたことを切に祈る。