海外
アノ人が騒動に関与?

「子どもの父親はオレ」と元義弟に裁判を起こされたブリトニー、大逆転の結末とは?

2012/12/28 21:30
騒動に巻き込まれるのもセレブの仕事の一つ

 婚約者が別れる準備を進めていると報じられたり、来シーズンは『Xファクター』の審査員をクビになるようだと伝えられるなど、ここ最近タブロイドに騒ぎ立てられているブリトニー・スピアーズ。クリスマス連休明けの26日には元夫の弟が「義姉だったブリトニーと不倫関係にあった」「長男ショーン・プレストンはオレの子」だと訴え、米大手メディアも報じる騒ぎとなった。この騒動は現在新たな展開を見せており、常にゴシップのやり玉に挙げられるブリトニーに対する同情の声が高まっている。

 1,500万ドル(約13億円)の契約金で人気オーディション番組『Xファクター』の審査員に就任し、辛口ながらも愛のある的確なアドバイスを出場者に与えて、イメージアップに成功したブリトニー。米ビルボードの「音楽シーンで最もセクシーな女」に輝き、2007年にリリースしたアルバム『ブラックアウト』が5年の月日を経てロックの殿堂入りを果たすなど、番組効果のおかげで順風満帆。先日、米経済誌「フォーブス」が発表した「2012年に最も稼いだ女性アーティスト」では、5,800万ドル(約50億円)を稼いだとして堂々の1位を飾るなど、今年は商業的には大成功を収めた。

 しかし全米の注目を浴びながら、慣れない審査をするというプレッシャーに、克服していた爪噛みぐせが再発。噛みすぎて指先は血がにじみ、多くのファンが彼女の精神状態を心配するようになった。10月に元マネジャーのサム・ラフティから名誉棄損や契約不履行などで起訴されている裁判が開廷すると、サムの弁護士の「2007年にブリトニーが突然バリカンで丸坊主にしたのは、頭髪から薬物が検出されるのを隠ぺいするため」、ブリトニーの弁護士の「2007年のメルトダウンは、元をたどればジャスティン・ティンバーレイクとの破局が原因」などの証言がニュースで大々的に報道。

 11月には婚約者のジェイソン・トラウィックから婚約解消を言い渡されたとゴシップされ、12月半ばにはジェイソンが、今シーズンの『Xファクター』が終了したらブリトニーと恋人関係を終わらせようと裏で手を回しているという情報が流出。情緒不安定な彼女は『Xファクター』もワンシーズンで降板、もしくはクビにさせられるようだという説も流れている。

 このように良くも悪くも注目されているブリトニー、今年最大となるスキャンダルが報じられたのは26日のこと。04年10月から07年7月まで婚姻関係にあった元夫のケヴィン・フェダーラインの弟、クリストファー・フェダーラインが、今月18日フロリダ州タンパの連邦地裁で、ブリトニーに対して接近禁止令を求める訴えを起こしたというのだ。

 米芸能誌「US」が入手した起訴状によると、「先週、ブリトニーが兄の家にいた2人の息子たちを迎えに来た際、テーブルの上に置いてあった自分の財布からクレジットカードを抜き出し盗んだ。そして、そのカードで息子たちのためにコミック本や風刺マンガ『マッドマガジン』を4,569.02ドル(約39万円)購入した。自分はこのことにすぐに気がつき、店に電話をかけたのだが、“ブリトニー・スピアーズはもう顧客ではない”と言われ、払い戻しを拒否されてしまった」という事件があったとのこと。

 さらに、「ブリトニーに電話をかけたところ、彼女は大笑いしながら『アタシはアンタの兄さんに人生をメチャクチャにされたのよ』『アンタのチンチンって本当に小っちゃいわよね』と言い、『もしアタシがアンタのクレジットカードを盗んだことを警察に通報したら、ショーン・プレストンの本当の父親はケヴィンじゃなくてアンタだって暴露してやる』と脅された」などと、びっくりするような内容の会話がさらりと記されていた。

 訴状は、「確かに自分はブリトニーと性的関係にありました。ショーンもわが子です。でも、世間はそんなことを知る必要などない。よって、ここにブリトニーに対する接近禁止令を求めます。彼女は制御不能」という文章で締められている。

 第一報を伝えた米ゴシップサイト「RadarOnline」は、クリストファーの訴えが大事に発展しそうだとにおわせる記事を掲載。今年最大のスキャンダルが年の瀬に来たとネット上は騒然となった。

 しかし、「US」が裁判所の記録を調べたところ、2日後の20日には裁判官から訴状を却下されていたことが判明。クリストファーは現在ロサンゼルスで働いているのだが、訴えは別の州であるフロリダの裁判所で起こされたこと、訴状には「原告は無職」と記されていることなど、事実でない点が多く、第三者が起こした可能性が高いと見られているという。しかし、訴状に書かれたクリストファーのサインは本人のものと瓜二つで、家族は誰が何のためにこんなことをしたのか調べているようだと伝えた。

 一方、犯罪に関する公式文書やマグショットなどを公開するサイト「The Smoking Gun」は、今回のブリトニーに関する偽訴訟は、ジョナサン・リー・リッチーズという前科まみれの男の仕業だと報道。ジョナサンは手の込んだデマを流すことばかりしている病的な男。14日に発生したコネチカット州の小学校で銃乱射事件の犯人の叔父だとメディアに名乗り、「おいは統合失調症の患者に処方される薬を服用していた」とウソの証言をして逮捕されたばかりだったという。ジョナサンは過去に、刑務所からも世間を混乱させるための偽訴訟を起こしていたことが確認されており、セレーナ・ゴメスの父に成りすました「ジャスティン・ビーバーにクレジットカードを盗まれた。オレの金でペニス増大手術を受けようとしている」という偽訴訟も彼が起こしたものだと判明していると伝えている。

 とんでもない男のターゲットになってしまったブリトニーだが、子どもを巻き込むような偽訴訟を起こされ精神的にはダメージを受けていることだろう。ジェイソンとの結婚式も予定されていた大晦日には実現しそうになく、このままだと2013年に再びメルトダウンしてしまうのではないかと懸念する声も上がっている。

最終更新:2012/12/28 21:30
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