破局から1年、デミ＆アシュトンが離婚申請！　慰謝料で折り合い付かず？

　“ハリウッド年の差カップル”として知られていた、デミ・ムーア（50）とアシュトン・カッチャー（34）。世間を驚かせた2人の唐突な破局騒動から1年以上の時を経た今月21日、アシュトンが裁判所に離婚を申請し、正式な別れに向けてコマを進め始めたことが明らかになった。と同時に、これまでアシュトンに未練があったと伝えられていたデミが最もこだわっているのは、愛ではなく金だとも報道。デミが手に入れる慰謝料額がどれくらいになるのかが注目されている。

　全身整形で驚異的な若さを保っているとウワサされているデミが、16歳年下の夫であるアシュトンと破局したのは昨年11月のこと。原因は6回目の結婚記念日にアシュトンが浮気していたためだといわれている。深く傷ついたデミは激痩せした挙げ句、精神的に落ち込み、救急病棟に搬送されたりリハビリ施設入りするなど世間を心配させた。

　一方のアシュトンは出世作である人気コメディ『ザット70’sショー』で長年共演してきたミラ・クニスと交際するようになり、今や片時も離れられないバカップルとして認知されるように。さらに、元夫ブルース・ウィリスも新妻が娘を出産するなど幸せいっぱいで、デミはかなり落ち込んでいるようだ。デミは、ミラとの愛を暖めているアシュトンへの当てつけのように、若い男をゲットしてパーティーに顔を出し、ブルースとの間にもうけた3人の娘たちからもさじを投げられている。

　もはや別々の人生を歩みだしている2人だが、離婚話は一向に進展しておらず、世間は不審がる向きが強かった。しかしここにきて、アシュトンが裁判所に離婚を申請したことが明らかになった。

　米ゴシップ芸能サイト「TMZ」によると、アシュトンはプライドが高いデミのために自分から離婚を申請することはしたくないと我慢していたそうだ。しかし、いつまでたってもデミが行動を取らないため、21日、ロサンゼルス郡上級裁判所に離婚を申請。離婚理由の欄では「性格の不一致」を選んでおり、資産分けは今後行うと記載。慰謝料や配偶者扶助も求めておらず、お互いが自分の弁護士費用を支払うことにしたいと記している。アシュトンの弁護士は、ブリトニー・スピアーズやアンジェリーナ・ジョリー、キム・カーダシアンら、セレブ御用達の離婚専門弁護士ローラ・ワッサーだということも判明した。

　「TMZ」は翌22日に、「デミは昨年11月にアシュトンと別れた瞬間から離婚を決意していた」と報道。離婚を申請しなかったのは金銭面で問題を抱えていたためで、これを解決してから離婚を進めようと思っていたのだという。アシュトンと離婚することについて、デミはお互いのためこれが一番よいと思っているようで、離婚すること自体に異存はないと周囲に話しているそうだ。

　気になる「金銭面での問題」だが、それは「デミが手に入れる慰謝料の額」という説が有力である。2005年に2人が結婚した時はデミの方が稼いでいたのだが、離婚を申請した昨年、アシュトンは奇行続きでクビになったチャーリー・シーンの後釜として大ヒットコメディ番組『ハーパー★ボーイズ』に主演することが決定。今年5月には1話につき72万5,000ドル（約6,200万円）もの出演料で契約更新したと報じられるなど、現在はデミよりアシュトンの方がはるかに稼いでいる。

　英タブロイド紙「Daily Mail」は2人が破局した昨年11月に、2人の資産総額は2億9,000万ドル（約247億）だと報道。デミの方が1,000万ドル（約8億5,000万円）ほど多くの資産を持っていると伝えたが、それも今では逆転している可能性が高い。デミはブルースと離婚した際、9,000万ドル（約76億円）の慰謝料を手に入れたと伝えられているが、アシュトンからも同額、またはそれ以上の慰謝料を手に入れたいと思っているとのこと。世間から好奇の目で見られることを避けるため、これまで水面下で慰謝料の話し合いを進めてきたが、アシュトンが提示する額に満足できなかったためデミは離婚を申請しなかったのだと、一部マスコミは伝えている。

　もし婚前契約を交わしていた場合、ロサンゼルスに住む2人は資産を平等に半分ずつ分けることになる。婚前契約を交わしていなくても、おそらく資産分けの面では決着がついているという見方が強い。2人の間には子どももおらず養育費や親権問題は発生しないことから、今後は慰謝料の額に焦点を絞って話し合いが行われるようだ。

　一日も早くミラとの再婚を願っているともいわれているアシュトン。デミが「イエス」と言う慰謝料を払う決断を下せる日はいつ来るのか、見守っていきたい。