ゴールデンボンバー爆走を導く「テレビに出してくれるおじさん」の正体
ヒット曲「女々しくて」を引っ提げて今年末の『NHK紅白歌合戦』の出場が決まった4人組エアバンド・ゴールデンボンバー。コミカルなパフォーマンスがウケて、業界内外のファンは増える一方だが、ことテレビ出演に関しては今年に入り一気に増加。本人たちも詳しい正体を知らない「ナゾのおじさん」が露出増に大きく貢献しているというが――。裏で彼らを引っ張る“ヤリ手プロデューサー”の正体に迫った。
紅白出場が決まる直前の10月。人気バラエティ番組『中居正広の怪しい噂の集まる図書館』(テレビ朝日系)のゲスト席には、ボーカルの鬼龍院翔が座っていた。すると、MCのSMAP・中居正広がこう切り出した。
「なんで最近よくテレビ出てるの?」
ファンはもちろんのこと、紅白の会見での「おちんちん発言」前はメインターゲットの中高生以外には知名度が高くはなかった。だが、鬼龍院は「すごいテレビに出してくれる“おじさん”が入ってきたんです」と回答。これを境に、「おじさんは誰?」と、ネット上ではウワサになっていた。
事情に詳しいテレビ関係者が、“おじさん”の素顔とその実力を明かす。
「彼はもともと、とんねるずの番組スタッフで構成された人気ユニット『野猿』のプロデューサーだったんです。お笑い色が強いバラエティ番組で、ネタを使いながら展開していく手法は、今のゴールデンボンバーと共通する部分が多いですよね。彼はほかにも、DA PUMPなど人気アーティストを次々と手掛けて、最終的には大手レコード会社で幹部クラスまで出世したようですから、それこそ人脈もスゴい。彼がバンドの担当をするようになったのは、ここ1年ほどで、これに合わせてメディアでの露出もアップした。素質あるバンドに対して、次々とメディアを巻き込んだ仕掛けをできる人材がサポートしているのは、相当心強いと思いますよ」
年明け以降は当面、ライブ活動を行わないことを明かしているゴールデンボンバー。「一発屋バンド」として消えないよう、ライブをやらない間でも“適度な露出”で今のブームを維持できるかのか? バラエティ対応スキルの見せどころとなりそうだ。