ブームから4年……今さら“家電タレント枠”進出を狙う、玉山鉄二の勝算
白物家電のオススメポイントを面白おかしく語る“家電芸人”が大ブームになったのは、今から4年ほど前のこと。チュートリアル・徳井義実、劇団ひとりらをはじめ、俳優の細川茂樹までが名乗りを上げ、「彼らがテレビなどで独自に分析して絶賛した商品は、その後バカ売れするのが常識だった」(大手家電メーカー広報)という。すでにブームが去って久しいが、今になってどういう訳か“家電タレント枠”で仕事を狙おうとする役者が現れた。その人物とは、イケメン俳優“玉テツ”こと玉山鉄二だ。
「役者としての評判もよく、ここ数年はテレビや映画に年数本のペースで出演しています。もちろん、今後の活躍も期待されている」(芸能関係者)という玉山。そんな彼が今さら他ジャンルに進出してメリットがあるのかと思いきや、どうやら心境面で大きな変化があったことが影響しているようだ。
「プライベートではこれまで、さまざまな浮名を流していたことで知られる玉山ですが、今年2月、一般人女性と入籍しており、その半年後には晴れてパパになりました。家庭を持ったことで、より一家の主としての意識が強く出てくるようになったことで、浮き沈みが激しい役者業だけでなく、趣味を活かして仕事をやりたいという意識に変わったようです。また、撮影現場では息子の写真を持ち歩き、スタッフに見せびらかせるなど、モテモテ俳優から家庭の雰囲気が出るタレントへのイメチェンを図っているようです」(同)
趣味を活かしてお金を稼ぐ……そんな夢を実現させるべく、家電俳優への道に歩みださんといている玉山だが、果たして勝算はあるのだろうか。
「これまで、家電好きの芸能人といえば、人気バラエティ番組『アメトーーク』(テレビ朝日系)がうまく活用していました。もう一度その流れを起こすには、家電に詳しい新たな芸人とのコラボが不可欠でしょう。幸いにも、かつて細川が担っていた家電俳優枠は、現在空いている状態ですから、玉山がスライドで入るのは容易だと思います。あとは、俳優にも芸人にもパイプを持つチュートリアル・徳井の協力を得ることも重要なようですよ」(人気構成作家)
また、玉山に近い関係者は、彼自身の知識力アップも不可欠だと指摘する。
「彼はパソコンと掃除機には詳しいようです。特にこだわっているのは掃除機だそうで、パワーや容量よりも『軽くて使いやすいもの』重視だとか。すでに、このウワサを聞きつけた大手家電量販店が、来春のイメージキャラクターに起用できないか、水面下で交渉しているんだとか。今後、玉山が新ジャンルでブレイクするには、ほかの家電の知識力アップはもちろん、自身のネットワークを使って家電女優の発掘にも尽力することが絶対条件。そうすれば、新たな魅力を加えて新・家電タレントして活躍できるでしょうね」(広告代理店関係者)
今後、細川の二番煎じに見られないよう、どう差別化を図るかが大きなカギとなるようだ。果たして玉山の転身は吉と出るか凶と出るか――。