SUPER JUNIOR260万円、INFINITE90万円! K-POPアイドルの出演料は高い?
11月に韓国で放送されたワイドショー番組『芸能界中継』で、アイドルのイベント出演料の金額が話題になった。あくまでも番組出演料ではなく、企業とのタイアップや地方の行政主催といったイベントのギャランティだ。番組では、具体的なアイドルの個人名やグループ名は明かされなかったが、人気や知名度の高さなどを元にしたランク付けによるギャランティは以下の通り。
特Aクラス:6,000万ウォン(およそ450万円)
Aクラス:4,000~6,000万ウォン(およそ300~450万円)
それ以下:2,000万ウォン(およそ150万円)
2011年の情報ではあるが、TSMスターマーケティングセンターによると、特Aクラスのアイドルは2PMで、少女時代がAクラスの4,500万ウォン。SUPER JUNIORが3,500万ウォンで、CNBLUEが3,400万ウォン。INFINITEは1,200万ウォン、TEENTOPは700万ウォンで、特Aの2PMとでは、ほぼゼロ1つ分の差がある。
ただ、ここでポイントなのは、1組あたりのギャランティが高くても、グループの場合は、人数でそのギャラを割らねばならず、しかもギャラの全額がアイドルの取り分ではないところだ。大抵は、事務所が7割以上を取るため、大所帯のグループともなると残りの3割を人数分で割った金額が1人あたりのギャラとなる。そのため、実際のところは特Aクラスでも驚くほどの金額とはならない。
「2,000万ウォン以下のグループのギャラは別として、Aクラスや特Aクラスのギャラが多額なのには、YGエンターテインメントの存在があるといいます。というのも、BIGBANGや2NE1などを抱えるYGは常に、同クラスの他アイドルよりも、1,000万ウォン増額した金額のギャランティを要求しているといわれています。例えば、2NE1はデビュー直後の09年の時点で、先輩アイドルグループの少女時代と同クラスのギャラを要求していたそうです。YGの場合、それだけ強気の金額を提示しても承諾される自信があってのことでしょうが、当然、ライバル事務所にしてみれば、『あいつらがその金額なら』となりますよね」(韓流雑誌ライター)
アイドルを招致するイベント主催者側にしてみても、集客による宣伝効果を狙っているため、安いけれど無名のアイドルよりは、高くても人気のあるアイドルの出演を願いたいわけで、こうして需要と供給が高額ギャランティという形で満たされている。
そして、おそらく日本でのK-POP関連イベントにおける状況も同様だという。しかも金額は、ウォンではなく円なので、韓国内でのギャラなど比較にならないほどの高額だろう。K-POPアイドルを抱える事務所にしてみれば、日本での活動は「日本デビュー」という箔付けのみならず、莫大な経済利益をもたらすため、こぞって日本進出したがるのもうなずける。
そして、彼らに支払われるギャラの出どころは、言うまでもなくファンのお財布なのである。