嵐の東京ドーム公演が「衆院選投票率を左右する」と永田町が大騒ぎ!?
11月16日の京セラドーム大阪からスタートした嵐の五大ドームコンサートツアー『ARASHI LIVE TOUR Popcorn』の東京公演に関して、政界関係者から不安の声が上がっている。国内だけでなく海外でも圧倒的人気を誇る嵐だが、ツアースケジュールの関係から、衆議院選挙の投票率や結果に、多大な影響をもたらすのではといわれているのだ。
ツアー開始と同日の16日に衆院が解散され、政府の臨時閣議で決定した衆院選日程は「12月4日公示、16日投開票」だった。一方で嵐ツアーの東京ドーム公演の日程も、同月13日、14日、15日、そして16日。まったく偶然の巡り合わせだが、これが投票率に大きく関わるのではないかとみられているという。
「雨が降れば外出が億劫となり、逆に晴れても行楽に出掛けてしまうなど、さまざまな事象が投票率に影響するといわれています。これが嵐のコンサートとなれば、天候の比ではないことは明らか。数万、ともすれば数十万単位で、投票数に影響が出てくるかもしれません」(一般紙記者)
ドームの収容人数は公演によってさまざまだが、仮に6万人として、4公演で24万人の動員。さらに会場に入れなくとも、グッズ販売や“現場の雰囲気”だけでも楽しもうとするファンも多く存在し、多く見積もれば30万人近くが動員すると考えられる。
「そのうち投票権のある20歳以上が約7割とすれば、実に20万票以上が宙に浮いてしまう計算なんです。20万票といえば、全国で最も有権者の少ない小選挙区とされる高知県第3区の総有権者数とほぼ同じ数字。地方在住であれば、公演期間中はずっと都内に滞在しているファンも多く、彼女たちには不在者投票を強く呼びかけるしかない現状です」(同)
年末の投開票とあって、ただでさえ投票率の低下が不安視されている今回の衆院選。さらに“嵐ドーム公演丸かぶり”で、浮動票を得るべく躍起になっていた一部政党は、お先真っ暗といった状態なのだそう。
「投票日の大イベントとあって、浮動票は相当削られる結果になるでしょう。現在、都知事選の啓発ポスターはAKB48がイメージキャラクターを務めていますが、政界関係者の間では『衆院選のキャラクターは嵐にして、不在者投票を呼びかけてもらうべきでは』なんて話も出ているくらいです」(事情通)
公演中は、交通機関や宿泊施設などにも多大な経済効果をもたらすといわれるジャニーズコンサート。その影響力は、ついに国政にまで及んでしまうのだろうか。