紅白決定! 関ジャニ∞の初出場に向けた、さまざまな動きと“配慮”
11月26日に『第62回NHK紅白歌合戦』の出場歌手が発表された。小林幸子の落選、韓国アーティスト枠の消滅、美輪明宏の初出場などさまざまなトピックがすでに報じられているが、やはり注目すべきは「ジャニーズ枠」の拡大だろう。例年までのSMAP、TOKIO、嵐、NYCの並びに、今年は関ジャニ∞が追加されたのだ。
昨年はKis-My-Ft2、Sexy Zoneの2グループがデビューしたジャニーズ事務所だが、紅白初出場を決めた新たなグループは、今年デビュー8周年を迎えた関ジャニだった。今年の活動を振り返ると、『関ジャニの仕分け∞』(テレビ朝日系) 『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)などのレギュラー出演に加えて、錦戸亮と丸山隆平、安田章大のドラマ主演、そして12月31日まで行われるコンサートと大忙しの1年だ。
そしてこの関ジャニの盛り上げの成功は、やはりジャニーズ事務所次期社長と見られている現副社長・藤島ジュリー景子氏による功績だろう。ジュリー派と言われているグループはTOKIOと嵐だが、今年はこの三番手に関ジャニが組み込まれるよう、ジュリー氏はさまざまな動きを見せていたという。
「特に今年に入ってからというもの、ジャニーズ事務所の関ジャニプッシュは凄まじいものがありました。雑誌やテレビ番組では、嵐のバーターとして常にエイトの名前を挙げていたし、今年の締めくくりにも必ず何かサプライズを用意していると見られていました」(週刊誌記者)
そしてここ1週間ほどで紅白初出場の可能性が報じられた関ジャニだったが、一部関係者の間ではこんな目論みから「初出場確定」説も飛び交っていたようだ。
「例年初出場の歌手が勢ぞろいするNHKスタジオでの会見ですが、昨年はこの模様をネット上でストリーミング配信していたんです。ところが今年は、NHKは配信に関して一切触れていなかった。これはWEB露出に前向きでないジャニーズ事務所への配慮と見られおり、実際に今日の会見には関ジャニメンバーが出席しました」(同)
今回の「ジャニーズ枠」の増設は、ジャニーズと紅白の歴史の中でも珍しいものだったようだ。多数の出場枠を持つ事務所といえば、ジャニーズのほかにアミューズとエイベックスが挙げられる。アミューズは昨年と比べると、flumpoolが落選で1枠減の3枠、エイベックスは東方神起が外れたものの三代目J Soul Brothersの初出場で、実質的に変動なしの5枠だ。
「嵐は司会も担当しているのでマストですが、リリースが芳しくないTOKIOは、正直いつ削られてもおかしくないポジションでした。しかし、この2グループの連続出場をふいにすることなく、ジャニーズは関ジャニの出場を取り付けました。さらにSMAPは飯島三智氏、NYCはジャニー喜多川社長の担当ユニットですが、こちらも例年通りの出場。関ジャニの初出場は、2009年から続いたSMAP、TOKIO、嵐、NYCの4枠体制が変動した、意味深い出来事です」(芸能プロ関係者)
紅白出場の翌日、1月1日には地元・大阪でのコンサートが控えている関ジャニ∞。デビュー8周年を締め括る、彼らの紅白初ステージに期待したい。