本当はお金がない!? 引田天功の事務所が309万円未払いで訴訟騒ぎ
プリンセス・テンコーこと、イリュージョニストの二代目・引田天功のマネジメント会社「森企画事務所」が、金銭問題で訴えられていたと、15日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。世界的マジシャンとして活躍している引田は、大富豪としても有名で、「中東の王様から油田をもらった」と話すなど、セレブなイメージも漂わせている。しかしその一方で、引田が所属する森企画は、取引業者から未払金の支払いを求める裁判を起こされていたという。
森企画事務所を訴えたのは、イベントなどを手がけるOPR社の佐治輝幸代表。2009年に、知人の紹介で森企画の落合昇社長を紹介された佐治氏は、同年7月にポストカードやポスターなどを納品。当初の代金は現金で支払われていたが、大きな仕事を引き受けるようになると売掛になり、次第に未払金は約330万円まで膨れ上がった。そして、今年5月24日、森企画を訴えるに至ったという。
一昨年7月には、両者の間で話し合いが行われ、月々5万円の分割払いで支払うことで合意。ところが、森企画側は20万円払ったのみで、その後は「資金が厳しい状態だから、少し待ってくれ」「振り込むのを忘れて、海外公演へ出かけてしまった」と言い訳を始め、ついには落合社長と連絡さえつかなくなってしまったという。
困ったOPR社は森企画を訴え、総額309万円を月々30万円の分割払いでOPR社に支払うという内容で10月2日に和解が成立。同誌の取材に落合社長は、未払いがあったことは認めつつも「そもそも支払いが滞っていたのは、ウチの事務所が経済的に困窮しているからではないし、連絡が取れなくなったこともない」「今回の件については、天功は知りません。これは事務所の問題です」と話したそうだ。
「しかし実際は、原告側も度々裁判を起こす“問題児”扱いされている人物のようで、周辺を取材しても、引田自身が生活に困っているわけではないようでした。しかしこうした報道が出てしまうこと自体、引田にとっては相当な打撃となっています。以前にも引田は裁判に巻き込まれており、現在露出が大幅に減っているのも、そのためなんです」(週刊誌記者)
引田の周辺では、今年4月にも詐欺行為による損害賠償請求が行われている。神奈川県内の不動産業者が、引田がプロデューサーを務めたマイケル・ジャクソン遺品展「MJ46 JAPAN TOUR 2011 『Keep on Loving 』」で販売された関連グッズをめぐり、グッズ販売のスカンヂナビア社に6,500万円を貸したが、返済されなかったため、同社を相手取り返還訴訟を起こした。その後、プロデューサーの引田や遺品展を運営統括する森企画、イベントプロモーターの会社に対しても、訴えを起こしたという。
「オファーを控えるテレビ局もありますし、金銭トラブルを抱えている状況は、引田の価値を大幅に下げてしまっている。かつては“スケジュールは数年先まで埋まっている”という設定で希少感を演出していた引田ですが、最近では急なオファーにもすぐさま応じるなど、営業方針も大幅に変わってきているようです」(同)
周囲の関係者は迅速にトラブルを解決し、今後も引田には謎のヴェールに包まれた“イリュージョニスト”として活動してほしいものだ。