JYJ、エイベックスとの契約終了も、東方神起再結成はさらに遠のく?
15日、『2012年韓日交流総合展』の開幕式に出席するため関西国際空港に降り立ったJYJ。専属契約をめぐる問題で、さまざまなトラブルが報じられてきたが、国内で専属マネジメントを担当しているエイベックスとの契約が、近く終了されるという。多くのしがらみを抱えて、思うように活動できなかったジュンス、ジェジュン、ユチョンの3人だが、国内活動に関しては一歩前進することになりそうだ。
JYJの3人は2009年、当時対立していた所属事務所・SMエンターテインメントから離れ、韓国のエージェントC-JeS(シージェス)エンターテインメントと契約を結ぶ。そしてC-JeSは、当時東方神起の日本での所属事務所となっていたエイベックスに、日本での専属権を与えた。
「ところが翌10年、エイベックスはC-JeSの代表が暴力団に関与しているとして、JYJの活動休止を発表。ところがC-JeSサイドは意に介さず、エイベックスがJYJと交わした契約を押し切って活動のバックアップを続けました。しかし、エイベックスの圧力により、アリーナ公演の会場がJYJ側に使用拒否を申し出、ファンを巻き込み、大きな騒ぎになりました」(芸能プロ関係者)
さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナがJYJコンサートについて会場使用を認めなかった件について、スポーツ紙やテレビ番組はエイベックスの要請に応じる形で、報道自体を自粛した。JYJファン有志はインターネット上でエイベックスに対する抗議運動を続けたが、現在までに事態の解決には至らなかった。
「国内ではエイベックスだけが悪者になっていましたが、契約を踏み倒したC-JeS側にも問題があるのでは。会場側もエイベックスから直接的な指示を出されたわけでなく、面倒事に巻き込まれるのは得策でないと、自主的に使用許可を出さなかった面があります。これで両社の関係は、こじれるところまでこじれてしまいましたが、エイベックスとの契約の終了によって、しがらみが1つ解消されることになります」(制作会社関係者)
これで今後は、JYJの活動をめぐって、エイベックスから露骨な圧力は掛からなくなるとみられているという。しかしまだ、すべての問題が解決されたわけではない。
「東方神起のユンホ、チャンミンの2人は、エイベックス所属として活動を続けるため、今回の一件でオリジナルメンバー5人での活動は、さらに遠のいてしまったとも言えます。09年から続くSM社との契約をめぐる裁判もいまだ解決には至らず、ファンが一番待ち望んでいる『再結成』までには、多くの障害が残されています」(同)
これまで東方神起への明言を避けてきたJYJだったが、1年8カ月ぶりの東方神起の新アルバムへジュンスが言及したことで、ネット上ではJYJ擁護派とSMエンターテインメント擁護派の争いが巻き起こっている。エイベックスとの契約終了で、新たな展開を迎えることとなったJYJ。しかし、ファンのみならず各メンバーたちも望んでいる5人でのステージの実現には、多くの障害がまだ残っているようだ。