ケイティ・ホームズ、一般人によるトム・クルーズのコスプレに無表情!?
毎年10月31日に行われるハロウィーン。子どもにとっては楽しく仮装し、お菓子がもらえる日、大人にとっては童心に帰り無礼講のパーティーを楽しむ日となっている。ハリウッドセレブたちにとってもハロウィーンは心から楽しめる楽しいイベントなのだが、今年もその華麗なコスプレの裏で、さまざまなドラマが繰り広げられた。
まずは、復縁がウワサされているクリス・ブラウンとリアーナ、そして「リアーナに奪われるのだけはイヤ」と、クリスとよりを戻そうと必死なモデルのカルーシェ・トラン。ヒートアップする三角関係が注目されている3人だが、クリスは28日、セクシー美女が集うプレイボーイ・マンションのハロウィーン・パーティーに男友達を引き連れ参加。たくさんの美女たちに囲まれご満悦だったが、お持ち帰りはせず、「意外と硬派」と変に感心された。その翌日、クリスは、カルーシェが参加したハロウィーン・パーティーに顔を出したと報道された。クリスはあまりやる気の感じられないホラーなフェイスペイントをし、カルーシェは中華レストランのウエイトレスのようなチャイナドレスを着用し、ずっと携帯電話で話し込んでいたようで、特にいちゃついたわけではないようだ。実はクリスとカルーシェは26日にレストランで食事をしているのだが、復縁したいカルーシェに対してクリスは同情心から会っているとゴシップされており、なかなか複雑なようである。
ハロウィーン本番の31日。クリスは男友達と共に気合の入ったタリバンのコスプレをして、リアーナが主催するウエスト・ハリウッド最大のハロウィーン・パーティーに参加。機関銃用弾帯を肩から斜めにかけ、サングラスをかけたクリスはヴァイオレンスな雰囲気が漂っており、彼に殴られたことのあるリアーナがフラッシュバックを起こすのではと心配する声もあがった。クリスはそんなことはこれっぽっちも考えていないようで、おもちゃのライフルを掲げて仲間をポーズをとった写真をTwitterに掲載。「オレ様の派閥とファッキングする奴は許さねぇ」とツイートし、若干バッシングを受けていた。
主催者のリアーナは忙しく立ち回りクリスといちゃつく暇はなかったようだが、グリーンのベールをかぶったフェアリーのようなコスプレが美しいと絶賛され、上機嫌。パーティーも成功を収めて世界中で話題になった。今回のハロウィーンを振り返ると、やはりクリスの本命はリアーナで、カルーシェに勝ち目はないようである。
復縁といえば、クリステン・スチュワートとロバート・パティンソンは、ハリウッドスターや業界人が多く眠るハリウッド・フォーエバー墓地で開催されたハロウィーン・パーティーに手をつないで参加している。2人はいつもと変わらぬ服装だが、気味の悪いマスクをかぶっていたため、変に注目されることもなかったようだ。なお、パーティーではマスクをずらして情熱的なキスをしているところを目撃されており、修復は順調に進んでいるようである。
クリステンと不倫していたルパート・サンダース監督は額に銃創のある死人コスプレをし、キャットウーマンのコスプレをした妻リバティ・ロスとかわいいゴーストのコスプレをした娘たちの後ろを所在なさげに歩く姿がパパラッチされた。ちなみに、このキャットウーマンは自分を苦しめてきた男たちに制裁を加えるアメコミの主人公であり、夫婦修復の道は険しいようだとみられている。
夫婦修復せずにキッパリ夫と別れたハイディ・クルム。毎年、元夫シールと手の込んだ派手な仮装をし、大々的なハロウィーンパーティーを主催し話題を呼んでいたが、今年は1人でクレオパトラに仮装すると発表。しかし、ニューヨークで予定されていたパーティーは、ハリケーン「サンディ」のため急きょ取りやめるとし、「中止じゃなくね、延期ね。今年はホーンテッド・クリスマス・パーティーを開くわよ！」とTwitterで宣言した。ちなみに、公開されているハイディのクレオパトラのコスプレはきれいではあるのだが、まるで生まれたての火の鳥のようにこぢんまりしており、例年の勢いは感じられない。やはりコスプレ祭りに付き合ってくれるシールがいないから、トーンダウンしているのではないかと心配してしまう。
ハイディ同様、電撃離婚をして世間を驚かせたケイティ・ホームズは、他人のハロウィーン仮装により気まずい思いをしてしまった。27日、彼女は娘のスリを連れニューヨークのトライベッカにある高級中華レストランで夕食をとっていたのだが、そこにハロウィーン仮装をした集団が入店。ケイティたちの隣の席に着いた。その集団の中に、なんと、ケイティとスリに仮装し、「ケイティに自由を」「スリを助けて」とプリントされたTシャツを着ていた者、そして『トップ・ガン』のトム・クルーズのコスプレをしていた者がいたとのこと。米紙「ニューヨーク・ポスト」によると、「彼らは席に着いた時、ケイティを見てきまり悪い表情を浮かべたのだが、ケイティは何も言わず冷静さを保っていた」とのこと。「さすがにまずいと思ったのか、彼らはスリに見られる前にコスチュームをささっと隠し、ごまかした」と伝えられている。
13年連れ添った妻を捨て、26歳年下の航空客室乗務員と4度目の結婚をし、今年7月に待望の娘が生まれ幸せいっぱいのケルシー・グラマー。彼は3カ月になる娘を連れて悪名高きプレイボーイ・マンションで27日に開催されたハロウィーン・パーティーに参加し、大バッシングされている。57歳のケルシーはヴァンパイアのマントを羽織ったシンプルなコスプレをし、妻と共にパーティを楽しんだのだが、米ゴシップ芸能サイト「TMZ」に彼らの赤ん坊がVIPエリアでスヤスヤと寝ている写真が掲載されてしまい、「こんな場所に生後間もない赤ん坊を連れて行くなんて、虐待だ」と批判の声が上がっているのだ。
人気コメディ『そりゃないぜ!? フレイジャー』で一世を風靡したケルシーは、「妻は母乳で娘を育ている。我々は住み込みのナニーを雇っていないし、信用できるベビーシッターもまだ見つかっていない。だからどこに行くにも娘は連れて行くのだ」「パーティーの間、娘の耳にはそっと布を当て、騒音対策はしていた。それに0時過ぎには帰路に就いた」と説明。「ハッピー・ハロウィーン。コケコッコー！」と呑気な言葉で弁解声明を締めくくり、アンチたちからさらなる怒りを買っていた。ケルシーにとってこの娘は、28歳の長女、20歳の次女、10歳の三女、7歳の長男に続く5人目の子ども。5人目ともなると、かなり育児に余裕が出てくるようである。
余裕が感じられない仮装をしていた者もいる。アヴリル・ラヴィーンの元夫でロックバンド「サム41」のデリック・ウィブリーだ。デリックは現在交際中のモデルの彼女と共にパーティに出席した際、元妻のアヴリルと、彼女が8月に婚約した人気ロックバンド「ニッケルバック」のチャド・クルーガーに“なりきり仮装”したのである。デリックはアヴリルになり、恋人にはチャドのコスプレをさせ、会場を大いに沸かせたそうだが、デリックの目は笑っておらず、チャドに対する宣戦布告だという声も。
デリックのハチャメチャ仮装にチャドはムッとしたらしく、「ニッケルバック」の公式Twitterアカウントに、「よう、デリック。オマエらのコスチューム最高だったぜ！ 今年のハロウィーンはオマエらに“なりきり仮装”しようかと思ったんだが、出席するパーティーがすべて“仮装テーマはセレブ”でさ。だから残念なことにオマエらになるのは無理だ。ハハハ！」と嫌みったらしいツイートを掲載。しかし、すぐに悪ノリし過ぎだと思ったのか、「オマエとはボウリング対決しなくちゃな。ロシアから戻ったら会おうぜ」とフォローのつぶやきをアップした。
精神的に不安定だと話題のマイリー・サイラスは、ニッキー・ミナージュに大変身。腕には「真愛 愛真」というシールタトゥーを貼り、お尻にはクッションを入れ、グラマラスなニッキーになりきり、Twitterでは「かわいい」と大好評。
そのニッキーと一緒に『アメリカン・アイドル』の審査員を務め、犬猿の仲だと言われているマライア・キャリーは、10歳年下の夫ニック・キャノンと双子たちと一緒に、童話の『3びきのくま』に仮装。この物語は、小さな女の子が森で3匹の熊に出くわすという内容で、マライアはキャピキャピの少女になりきっており、相変わらず家族仲のよい写真を公開し、世間を和ませた。
マライアに代表されるように、ハリウッドはちょっとした熟女と年下男ブーム。その波に乗っているジェニファー・ロペスは18歳年下の恋人キャスパーとお揃いでヒッピーのコスプレをし、滞在しているドイツのデュッセルドルフとオーバーハウゼンで撮影した写真を公式サイトに掲載した。サングラスをしたキャスパーの表情は読み取れないが、ジェニファーは幸せいっぱいという感じで、両手でハートを作ったり、両手でピースサインをしたりと、女子っぽさ満開であった。
父親が年下のイケメンモデルに夢中で離婚危機と実家がゴタゴタ中のジェシカ・シンプソンは、こういう時こそ楽しまないとと、バーバリアンなコスプレを披露。ダイエットが順調な彼女はウエストがかなり引き締まっており、顔もすっきり。今後来るだろう、両親の修羅場によるストレスでリバウンドしないことを願いたい。
今年もいろいろなドラマが見え隠れしていたハロウィーン。来年は一体どのようなドラマを垣間見ることができるのか、今から楽しみである。